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海洋発電 実験場に7県が名乗り3月4日 4時07分
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潮の流れや波の力を利用して電気を起こす海洋発電の国の実験場の設置場所として、全国の7つの県が名乗りを挙げ、ことし6月ごろをめどに場所の選定が行われることになりました。
海洋発電は、潮の満ち引きや波の力で生じる海水の流れを利用して発電機を動かし、電気を起こすもので、イギリスでは10年ほど前、政府の支援で実験場が作られ、世界的な研究の拠点となっています。
こうしたなか、原発事故後の自然エネルギーへの関心の高まりを受けて、日本でも企業などが実験を行える専用の海域を設けることになり、国は実験場を設置する自治体を公募していました。
その結果、先月末の締め切りまでに、岩手、新潟、和歌山、佐賀、長崎、鹿児島、沖縄の7つの県が、地元の漁業関係者などの了解を得て、設置に名乗りを挙げたということです。
実験は潮流発電や波力発電など5種類の発電について行われることになっていて、それぞれの発電形態ごとに、ことし6月ごろをめどに設置場所が選定されることになっています。
国の総合海洋政策本部の伊崎朋康参事官補佐は、「地元の了解が本当に得られているかや、実験を行う企業側のニーズがあるかを重視して、選考を進めたい」と話しています。
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