Updated: Tokyo  2014/03/05 04:10  |  New York  2014/03/04 14:10  |  London  2014/03/04 19:10
 

ロシア大統領、ウクライナ派兵の必要まだない-併合考えず

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  3月4日(ブルームバーグ):ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナの反政府勢力によるヤヌコビッチ政権打倒は憲法に違反したクーデターだったとの考えを示した。一方、直ちにウクライナに派兵する必要はないとも発言。派兵実施は極端な場合に限ると語った。ヤヌコビッチ氏がロシア系住民の軍による保護を要請したと付け加えた。

また、ロシアはウクライナ南部のクリミアの併合を考えてはいないとも述べた。ウクライナ側はロシア軍がクリミアを掌握したとしていた。

プーチン大統領の発言で、冷戦終了後最悪のロシアと欧米諸国の対立が直ちに激化する可能性は遠のいた。クリミア半島でロシア軍が行動し国際社会が解決策を模索して奔走する中で、世界の金融市場は動揺していた。

ケリー米国務長官はこの日にキエフ入りする。米国と欧州は外交・経済面からプーチン大統領への圧力を強める方法を模索している。

原題:Putin Says No Need Yet for Russia to Send Troops toUkraine (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:モスクワ Ilya Arkhipov iarkhipov@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Balazs Penz bpenz@bloomberg.net

更新日時: 2014/03/04 20:56 JST

 
 
 
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