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インドネシア 鉱石輸出禁止で貿易赤字に3月4日 23時04分
インドネシアは、ことし1月から製錬していないニッケルや銅などの鉱石の輸出を禁止したことが影響し、1月の貿易収支がおよそ4億ドル(日本円にして436億円)と、去年9月以来の赤字となりました。
インドネシア政府の発表によりますと、ことし1月の輸出額は144億ドル余り、輸入額は149億ドル余りで、貿易収支は4億3000万ドル(日本円にしておよそ436億円)の赤字となりました。
貿易収支が赤字となるのは、去年9月以来4か月ぶりです。
インドネシアは、豊富な鉱物資源を製錬せずに輸出し外貨を獲得してきましたが、ことし1月からは、国内の製錬産業の育成のため、ニッケルや銅などの鉱石については国内で製錬しないかぎり、輸出を認めていません。
インドネシアのルトフィ商業相は4日の会見で、「今回の赤字は、政府の政策として鉱石の輸出を取りやめたためだ。しかし、将来的には製錬したものを輸出できるようになる」と述べ、製錬していない鉱石の輸出禁止を続けていく考えを示しました。
今回の輸出禁止を巡っては、先週インドネシアを訪問した岸田外務大臣が、インドネシアからの鉱石の輸入が減って、日本経済に深刻な影響を与えるおそれがあるとして、輸出禁止の緩和を求めました。
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