2014年3月4日16時40分
雑誌「批評空間」を編んで1990年代に思想の一時代を開いた浅田彰と、その浅田に才能を見いだされてデビューした東浩紀。2人の人気批評家が先月22日、意外にも「初めて」という公開対談に臨んだ。
ベストセラー『構造と力』(83年)で知られる浅田は、後に柄谷行人とともに「批評空間」を編集した。そこで頭角を現したのが東だった。東の最初の著書『存在論的、郵便的』(98年)を浅田は「驚き」と高く評し、私は『構造と力』がとうとう完全に過去のものになったことを認めた、と書いている。
その後は「音信不通」(東)の時代が長く続いていたが、東の呼びかけで今回、「初の対談」が実現した。会場は東が経営する「ゲンロンカフェ」(東京・五反田)。フロアには立ち見客があふれた。
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