活動日記-板橋区議会議員 田中やすのり(板橋選挙区)

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更新日 2013-04-03 | 作成日2006年

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2010年5月21日「視察(板橋区内施設)」

本日は民主党会派で区内施設を視察してきました。視察を行った施設と事業は下記の3つです。

○板橋区ホタル飼育施設
○志村第一小学校・あいキッズ
○志村第六小学校・学童クラブ

区民にはあまり知られていないのですが、板橋区は高島平にホタル飼育施設を持っています。ホタルというと癒されますよね。実はホタルの光には「1/fのゆらぎ」というものがあってそれが癒しにつながっているそうです。ホタルにはリラックスに繋がるα波が出ているとのこと。

板橋区としては「自然河川・人工水路・水槽等々(累代飼育システム)」の特許を有しています。この特許料を区として年間120万円程度販売もしています。実績としては北海道音更町、大清水浄化センター、鎌倉鶴岡八幡宮、山形県小牧川、東京大神宮、日光市鬼怒川(栗山村)、アドバンテスト、韓国LG電子などの多くの自治体や企業にでホタルの再生事業を協力して実施してきた経緯があります。

また、ホタルの再生事業を通じて、土壌と水をきれいにするという観点からナノ銀の応用活用が始まっている。これはホタルの再生事業に留まらず、ナノ銀によるウィルスやバクテリアをなどの微生物破壊の実証研究が、インフルエンザやO157などの感染予防に知見が活かされている。さらには船のバラスト水の浄化へも応用的に活用される予定になっています。それ以外にもホタル以外の取り組みとしては、ホタルの生態系の中で密接な関わりのあった在来種のマルハナバチの育成も行われており、生物多様性への取り組みも始まっています。

板橋区がこうした施設を有していることはすばらしいことだと思います。ただ区民や区の事業への還元がなかなかできていないことが一つの課題となっています。
熱意を持って研究をしながら働いている人もおり、区の環境教育などへの活用はとても有意義なものとなると確信しました。今後は区への還元するという視点からの事業遂行を求めていきたい。

2010年5月12日「一年間の健康福祉委員会が終わる」

現在は板橋区議会の定例会は開催中ではなく閉会中ですが、健康福祉委員会が開かれました。私、田中やすのりはちょうど一年間に渡り健康福祉委員会に所属して議会活動を行ってきましたが、この委員会での審議は今日で一区切りとなりました。

本日は行政から下記の3件の報告事項を受けました。

○女性特有のがん検診推進事業の実施について
○日本脳炎予防接種の接種勧奨再開について
○(仮称)三園生活介護・重心施設新築工事概要について

次はどの常任委員会に所属になるかはまだ未定ですが、決まり次第みなさんに報告したいと思います。任期は最後の一年間となりますので、集大成としてしっかり議会活動を頑張っていく所存でおります。

2010年5月11日「八王子クラッセアッレバーレ( 視察)」

情熱と使命感をもった人がいる。視察を終えての率直な感想。
今日視察に赴いた八王子の相談学級は、もちろん施策としてかなり先進的で子供たちのニーズに応えていることはもちろんですが、やはり現場で行う人の魂が最も大事なのだと痛感しました。

この学級は八王子市内の公立中学生を対象にした不登校対策のために運営されています。生徒は通常の在籍校に籍を置きながら教育センター内に設置された学級に通う方式を取っています。学校側から決められた時間割を生徒個人個人が自らの意思で選択し、小集団の中で指導を行っています。あくまでも個別指導ではなく、集団を相手に指導を行っているところに施設の役割をあり、感銘を受けました。同時に指導する講師の方も試行錯誤の中で日々奮闘しているのだろうと敬意をもって推察しました。

さて板橋区に話を移しますが、多くの不登校の子供たちがいることは事実です。しかし現状は残念ながら八王子のような芯のある施策がとられておりません。不登校になる中学生には多様な要因があり、家族、いじめ、残念にも教員などが複雑に絡み合っています。しかしそれは個人個人によって違います。だからこそ八王子のような個人と向き合いながら、社会性のある集団の中で指導をしていく役割の学級が必要なのではないかと強く思いました。

また八王子では不登校生徒児童のための小中一貫の高尾山学園も行っており、私たちの街よりは不登校対策は格段に進んでいるとのこと。

こうした教育施策を支えているのは情熱持った方たちであると最後に申し上げたい。区には施策の展開を進めると同時に、熱血漢な教員の確保と育成にも努めいく必要がある。

不登校対策といっても複雑で様々な要因があり、すぐにすべてを解決できる課題ではないかもしれません。しかし確実に施策を前に進めていかなくていけない。そう強く思わせてくれる人との出会いがあった一日でした。