ロ大統領、軍事介入回避を表明 クリミア併合も否定【モスクワ共同=松島芳彦】ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワ郊外の大統領公邸で記者会見し、ウクライナ南部クリミア自治共和国で軍を使う「必要はなくなった」と述べ、ロシア系住民の保護を目的とした軍事介入を回避する考えを示した。ウクライナの政変を批判する一方、ロシア系住民が多数を占める自治共和国を併合する必要性は「今のところない」と否定した。 欧米諸国に制裁を科された場合の経済的損失に加え、6月にロシア南部ソチで主催する主要国(G8)首脳会議への影響を考慮し、妥協に転じた。 【共同通信】
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