東京・吉祥寺で帰宅途中のアルバイト女性(当時22)を刺殺したとして、強盗殺人罪などに問われたルーマニア国籍の少年(18)に対する裁判員裁判の判決で、東京地裁立川支部の倉沢千巌(ちいわ)裁判長は4日、「犯行は残虐で、責任は極めて重い」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。

 少年は殺意を否認したが、判決は「刃の長さ12・8センチのナイフを使い、死ぬ危険性が高いと認識していた」と判断。共犯の日本人少年(19)=同支部で無期懲役判決、控訴=に犯行を持ちかけ、先に刺して致命傷を負わせるなど、「計画性があり、果たした役割は大きい」と指摘した。

 判決によると、2人は昨年2月28日未明、東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目の路上で山田亜理沙(ありさ)さんの背中をペティナイフで刺して殺害。現金1万円が入った財布などを奪った。

 山田さんの両親=青森県むつ市=は判決後、「家族の絆、生きがいなど多くの尊いものを失いました。心のやりどころがありません」との談話を出した。