藤岡弘、さん:グンマー「探検隊」 群馬県が公認

毎日新聞 2014年03月04日 14時47分(最終更新 03月04日 15時18分)

藤岡弘、さん=2010年撮影
藤岡弘、さん=2010年撮影

 ◇県は「決して自虐ではない」

 インターネット上で群馬が「グンマー」などとからかわれていることを逆手に取り、県は4日から、俳優の藤岡弘、さんを起用した「群馬探検隊」によるPR活動をスタートした。同日昼にはインターネットで特設ページを開設し、新たな手法で群馬の魅力を発信していくという。

 群馬は知名度や魅力度の都道府県ランキングで常に「最下位争い」に甘んじており、ネット上では「秘境」「未開の地」などと皮肉られてきた。さらに、大分県が「おんせん県」、香川県が「うどん県」を名乗るなど、群馬の有力な観光資源はすでに他県が大々的にPRしており、群馬県は後手に回っていた。

 県は新たなPR方法を民間から募集し、応募のあった7社から「豊靖社」(東京)の企画を採用。群馬の名産品や人気の観光地を藤岡さんが「探検」して発見していくという設定で、第1段企画は「温泉」「おっきりこみ」「すきやき」を題材に、藤岡さんらが登場する劇画タッチの漫画を特設ページで4日から順次公開していく。また、「群馬の逆襲」として、大分県や香川県との「対決企画」なども予定しているという。

 県は「これまでのPR活動とは一線を画している。決して自虐ではないが、ネット上での話題や他県を利用し、どんどん話題を作って注目を集めていきたい」と意気込んでいる。【喜屋武真之介】

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