プーチンに電話もできない安倍首相「地球儀外交」の情けなさ
2014年3月4日 掲載
ロシア外交は失敗/(C)AP
「外交は緊迫した時に力量が試されます。安倍首相はプーチン大統領をファーストネームの“ウラジーミル”と呼ぶほど近さを自慢していたのだから、すぐに電話をかけるべきです。オバマ大統領も、ドイツのメルケル首相も直接電話でプーチン大統領と話している。なのに、電話1本かけない。結局、まずアメリカに電話をして、アメリカの意向を聞いてからでないとロシアに電話できないのでしょう。でも、気軽にオバマ大統領に電話するほど親しくない。今月中旬に谷内正太郎・国家安全保障局長をロシアに派遣するそうですが、あまりに間が抜けています。その頃、ウクライナ情勢はどうなっているか分かりませんよ。要するに、打つ手がないのでしょう。これでは、プーチン大統領と5回も会った意味がありませんよ」(元レバノン大使の天木直人氏)
この数日、世界の指導者たちはウクライナ問題の解決に奔走しているのに、安倍首相はフィットネスクラブで汗をかき、高級美容室で散髪し、ノンキに禅寺で座禅を組んでいた。ボ~ッと暇を潰していただけだ。どこが「地球儀外交」なのか。