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2007/10/26

「プロジェクト・日本復活」がんばれ!!

仕事関係のHPを書き直したりして、ブログに手が回らなかった。来月になったら気持ちにも余裕が出るかな。

久しぶりにTVニュースで竹中平蔵の顔を見た。いつも思うんだけど、竹中さんの顔って谷亮子選手にそっくり。笑顔を斜め45度から見ると、目の垂れ具合や目尻の皺まで瓜二つ。体型も(^O^)。ダンナに同意を求めたら「どこが。頭のデキが違う」と激しく否定された。柔ちゃんより平ちゃんのほうが好きらしい。ダンナは、私が小泉さんのファンである以上に小泉ファンだしね~。「小泉の悪口を言うヤツは許さん!」と言ってるし。政治面で話が合うので、家庭は平和だ。(笑)

自民内の税財政論争、成長重視派巻き返し

 自民党内の税財政政策を巡り、経済成長の役割を重視する「成長重視派」が巻き返す動きが出てきた。山本一太氏ら中堅・若手が23日に勉強会を立ち上げ、竹中平蔵元総務相が顧問に就任。消費税率上げも視野に入れる財政改革研究会の与謝野馨会長ら「財政再建重視派」をけん制している。党内には消費税増税早期決定に慎重論も多く、「成長か増税か」の議論が熱を帯びそうだ。

 中堅・若手の勉強会「プロジェクト日本復活」には世耕弘成元首相補佐官ら9人が参加。9日には中川秀直、竹中両氏を招き準備会合を開いた。小泉、安倍政権で成長重視派の中川、竹中両氏が主導権を握っていたことを意識している。毎週会合を開き、年末の予算編成に向け提言する。(07:03)

自民党内では、すでに小泉-竹中路線継承の改革派の居場所はなくなっている。中川秀直氏も発言力を失っている状況で、改革推進派は声も挙げられないのではないか。というより、何をどうしなければいけないかをわかっている議員がいるのか?会に参加する9人は誰かな。

山本一太の「気分はいつも直滑降」

 さて、本日午前7時30分から党本部で行われた「プロジェクト日本復活」(略称:プロジェクトJ.)の記者会見には、予定通りメンバー全員が参加した。 まずグループとしての「旗」(趣意書)を発表。 その後、各メンバーがかわるがわるマイクの前に立って(簡潔に)持論を展開した。 世耕弘成氏はいつもより過激に、河野太郎氏はやや押さえ気味に、柴山昌彦氏は熱っぽく、西村康稔氏は論理的に、佐藤ゆかり氏は冷静かつ緻密に、上野賢一郎氏はバランスよく、山際大志郎氏は力強い声で、山内康一氏は透明に、それぞれの思いを語った。

ゆかりタンは入っていないわけないと思っていた。経済アナリストだったんでしょ。もっと仲間を増やせ。塩崎氏も勉強会に関わるのね。経済・金融に通じた塩崎さんには、先頭に立ってやってもらいたいくらい。

1.「プロジェクトJ.」の波紋は党内で静かに広がりつつある。 メンバーの何人かが、上層部(?)から注意(忠告?)を受けたようだ。 大丈夫。 この9名の中に「偉い人々からのプレッシャー」で「志」を変えるような「ガッツのない政治家」は1人もいない。 ちなみに、来週の勉強会には高橋洋一氏を招く予定だ。

高橋洋一氏って、財務省出向で小泉改革を支えた後、財務省に戻されて不遇を託つ、あの高橋氏ね。週刊誌の記事を紹介したばかり^_^;

私のお気に入り、清水 真人 編集委員の「プロの視点」より

小泉純一郎支えた「司令塔」竹中平蔵の去就(2006/8/28)

「竹中チーム」の中核スタッフは政務秘書官・岸博幸(経済産業省61年)と総務省参事官・高橋洋一(財務省55年)の2人だ。岸はIT業界ではコンテンツ・プロデューサーとして知られ、ミュージシャンの坂本龍一とも親交がある異色の人材。竹中が放送・通信の融合問題に切り込んだ背景には岸の存在感が大きい。高橋は財政投融資に精通するほか、プリンストン大学でバーナンキの薫陶も受けたという金融学徒。郵政民営化や政策金融改革の理論的支柱となってきた。

高橋さん、志のある議員達をしっかり教育してください。
清水編集委員は、安倍政権誕生前にこのコラムを書いているが、たとえ改革を引き継いだとしても、小泉政権のようにはいかないことを見抜いていた。

 竹中が経済テクノクラートの能力を最大限に発揮できたのは小泉の強力な後ろ盾、マクロ政策を取り仕切る権限、そして諮問会議という道具立ての「3点セット」があったからだ。金融相当時、嵐のような竹中バッシングの中で、小泉は連日、竹中を「絶対に譲るな。信じた通りにやれ」と電話で励まし続けた。竹中は人知れず涙することすらあったと言う。中川と手を組み、安倍とも誼(よしみ)を通じてきたとは言え、ある関係者は「小泉に忠誠を尽くしてきた次元とはわけが違う。同じとは行かない」と間合いの差を指摘する。

ただでさえ抵抗が多い中、切り込み隊長には権限を与えなければ前に進まない。

さらに一太氏のブログより
ー「プロジェクト・日本復活」趣意書ー

賛同する。

最後に、未だ過去の人にあらず、平蔵さんの最新コラム
竹中平蔵のポリシー・スクール――経済と政治の関係(2007/10/16)

第2の問題点として、景気を良くしようという政府のアクションに、国民(ないしは市場)はやすやすとだまされるという前提が存在している。選挙に先立って景気を良くしようと財政を拡大したり金利を引き下げたりしても、選挙が終われば経済が加熱しないように逆の政策がとられることは目に見えている。
(略)
いずれにしても経済と政治の関係は、いまだにほとんど解明されておらず、今後の重要な研究領域となっている。生臭い政局論議に偏ることなく、ポリシー・ウオッチャーとしてしっかりとした実証分析が必要な分野である。

構造改革のキモは、官民格差是正だと思う。財務省主導の増税ありきの議論を論破するには、実証分析を積み上げていくしかない。耳障りの良い「やさしい政治」の裏側には官僚支配がある。ひとたびどーんと増税したところで、官僚はその瞬間から、さらに財源確保の言い訳を考え始めるのが常である。国民は何度騙されれば気が済むの?

最近は国民の目が肥えてきて、政治家同士のドロドロした駆け引きには厳しい批判の目が向けられ、思想信条を含めた政策の比較の上で政治家の動きを注視している。

「プロジェクト・日本復活」が大きな渦を巻き起こせると今は思えないが、応援する支持者はたくさんいるはず。国民の目に見える形で、しっかり提言をし続けてほしい。

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人気ブログで“平沼新党”が目に付いた。産経のこの記事か「次期衆院選を機に“平沼新党”? 保守系の議員結集」。新党ではなくて民主党議員も乗りやすい連立構想だと思うよ。私も平沼新党に期待し続けている一人だけどね。期待といっても右派ブロガーとはちょっと違って、ブサヨ、中道改革派、真正保守が明快に分かれて政策論争してもらいたいから。今は“健全な保守”なるものが勢いがある。ブログランキングで一太氏は城内氏に負けてるよー。一太さん、論文形式の硬派のエントリーもお願いね。

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