大須演芸場 年内再開の意向03月04日 12時29分
3005694201_20140304123649.mp4
２月３日に閉鎖された名古屋市の大須演芸場を所有する会社は、建物を年内にも新たな演芸場として再開させたいという意向を示し、今後、建物が使用可能か調査を進めていくことが会社の弁護士の話でわかりました。
名古屋市中区の大須演芸場は、建物を所有する名古屋市の会社が、賃料の支払いが滞っているとして運営者からの明け渡しを求めて、法律に基づく強制執行の手続きを行い、３日、正式に明け渡されました。敷地は柵で囲われ、看板も取り外されています。
建物を所有する会社の弁護士によりますと、会社側は、明け渡しを受けた建物について、新たな演芸場として、年内にも再開させたいという意向を示していて、今後、老朽化した建物の耐震強度や防災に関わる調査を５月上旬ごろまでに行う予定だということです。
そして、建物の補修工事や改築が必要になった場合には、費用なども考慮したうえで新たな演芸場の運営者を探したいとしています。
建物を所有する会社の弁護士は、「地域と協力して、運営する方法や寄付金を募る方法などさまざまな可能性を含め、演芸場を再開できるよう検討したい」と話しています。