ついに日本でもApple IDの2段階認証(2ステップ確認)の設定が開始されました。Apple IDを使用した不正利用や乗っ取りを防ぐためにも今すぐ設定することをオススメします!
目次
「Apple ID」の2段階認証(2ステップ確認)とは?
Apple IDの2段階認証(2ステップ確認)とは、Apple IDに新たに追加されたセキュリティオプションのことで、この設定を有効にしておくと、Apple IDを乗っ取られたり、アプリや音楽を勝手に購入されてしまうなどのリスクを低くすることができる機能です。
すべてのユーザーが必ずやらなければならない設定ではありませんが、できるだけやっておいたほうが安全だと思います。
以下にApple IDの2段階認証(2ステップ確認)の手順を記載しておきますので、是非参考にしてください!
まずはApple IDのパスワードを強化しよう。
まず「Apple ID」の2段階認証を設定するためにMy Apple IDにアクセスし「Apple IDを管理」を選択します。
つぎに「パスワードとセキュリティ」を選択し、セキュリティの質問を入力します。
続けて【2ステップ確認】の「利用を続ける」を選択します。
【Apple ID 2ステップ確認】の手順に目を通して「続ける」をクリックします。
今後、アカウントを変更したい場合は2段階認証でサインインする必要があります。確認したら「続ける」をクリックします。
続けて「設定を続ける」を選択します。
2段階認証に進む前にApple IDのパスワードを強化します。パスワード変更すは以下の条件を満たすことが必要です。
- 英小文字が1文字以上必要
- 英大文字が1文字以上必要
- 最低1文字が必要
- 同じ文字を何度も重複して使用することは不可
- アカウント名と同じものは使用できない
- パスワードは8以上にする必要がある
- よく使われそうなパスワードではない
- 1年以内に使用されていない
以上の条件を満たすパスワードに変更するには「1Password」のPassword Generator(パスワード・ジェネレーター)を使うと便利です。セキュアなパスワードの作成や保存が簡単操作でできちゃいます!
パスワードを強化した場合は、ここまで設定すると3日間待つ必要があります。3日経過した後、再度My Apple IDにアクセスし、2段階認証の設定を続けていきます。
信頼できるデバイスの確認をする
パスワード強化をした場合、パスワード変更3日後からの設定になります。まず信頼できるデバイスを確認します。任意のデバイスを選んで「確認」をクリックしましょう。
もし「すべての信頼できるデバイスを確認」のなかに、何もデバイスが表示されない場合はiPhoneアプリ「iPhoneを探す」を使って、2段階認証で使用するApple IDでサインインしてデバイスを登録すると解決できます。
確認コードが送信されると、iPhoneのディスプレイに確認コードが表示されるのでメモしておきましょう。
この4桁の確認コードをMac上で入力し「デバイスの確認」をクリックします。
つぎにiPhoneの電話番号を入力し「次へ」を選択します。
iPhoneの「メッセージ」アプリにApple ID確認コードが届くので、この数字をメモっておきます。
iPhoneの「メッセージ」に届いた4桁の確認コードをMac上で入力していきます。
この作業がすべて終わると「確認済み」の表示が出るはずです。つぎに「続ける」をクリックします。
超重要!復旧キーをプリントする
つぎに復旧キーが発行されるので、このページをプリントしておきましょう。この復旧キーは重要なパスワードになりますので、誰にも見せず、自分だけがわかる場所で管理しておきましょう!「キーをプリント」をクリックして、復旧キーをプリントします。
復旧キーを確認する
つぎに発行された復旧キーの再確認を求められるので、さきほどプリントした復旧キーを入力します。
2ステップ確認を有効にする
さいごに2段階認証(2ステップ確認)を有効にするため「以上の条件に同意します」にチェックを入れて、2段階認証(2ステップ確認)を有効にします。
これですべての設定は終了です。
実際にどうなるのか試してみた。
例えばiPhoneでアプリを買う場合にも、不正利用防止のため、2段階認証(2ステップ確認)が機能します。
こんな感じで本人確認が求められ…
本人確認のための確認コードを送信。
そして受け取った確認コードを入力して、アプリを購入する流れとなります。
また、今後は以下の操作にも2段階認証の手続きが必要となります。
- My Apple ID にサインインして Apple ID を管理する。
- 新しいデバイスを使って iTunes、App Store、iBooks Store で何かを購入する。
- Apple ID 関連の問い合わせをする。
あとがき
Apple IDの2段階認証(2ステップ確認)の設定は難しそうに見えますが、手順に沿って操作すればそれほど難しくないので是非設定してみてください!
また発行したApple IDの「パスワード」「復旧キー」「信頼できるデバイス」のうち、2つをなくしてしまうと、永久的にApple IDにアクセスできなくなる可能性がありますので、大切に保管しておきましょう!