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【プロ野球】

松井裕、怒られた 新人研修会で「声が小さい」

2014年3月4日 紙面から

プロ野球の新人研修会で元アナウンサーの深沢弘さん(右)からインタビューの講義を受ける楽天の松井裕=東京都内のホテルで(戸田泰雅撮影)

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 プロ野球の新人研修会が3日、東京都内のホテルで行われ、今季の新人選手ら91人が参加した。インタビューへの対応については、楽天ドラフト1位の松井裕樹投手(18)=神奈川・桐光学園高=らが全員の前で実演。講師から「声が小さい」「もっと具体的に」などと注文を付けられていた。

 「あ、い、う、え、お」

 壇上で突然、発声練習が始まった。講師を務めた元ニッポン放送アナウンサーの深沢弘さんに促され、松井裕が大きな声で復唱する。プロの“必修科目”であるインタビュー対応について、「口の開きが小さいから早口で声が小さい」とダメ出しされ、即席の特訓を受けた。

 とはいえ、そこは甲子園で10連続奪三振と1試合22奪三振の大会記録を打ち立てたスター。プロ入り前からインタビューは慣れっこだ。深沢さんも「内容的に文句ない。姿勢も良いし、表情も明るい」と、声の小ささ以外はほめちぎった。

 中でも絶賛したのが話しているときの表情。「しゃべってる時の表情が明るい。松井君はモテるね」。確かに、松井裕は話すときに少し照れたような笑いを浮かべる。本人は「今までは最低限、言葉遣いに気を付けてきたぐらい。表情? 気分によります」と当惑気味だったが、天性の明るさで話術のプロをとりこにしてしまった。

 指摘された欠点には「これからは注意してゆっくりしゃべりたい」と素直に反省。「目標は開幕ローテーション入り。ヒーローインタビューを受けられるように1軍で活躍したい」。この日の成果をお立ち台でファンに披露するため、まずはピッチングで結果を残す。 (小林孝一郎)

 

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