第8話 戦闘開幕
リュート、7歳。
7歳になると、早い子は孤児院を出て商人の丁稚や職人へ弟子入りしたり、メイド見習いとして奉公に出たりなどし始める。
孤児院を出ない子供は、町で簡単な仕事してお金を稼ぐ。
稼いだお金の一部を孤児院に入れ、それ以外は貯金する規則だ。
貯めたお金は10歳で孤児院を巣立つ時の資金になる。
貯金の管理は本人達にさせ、自立心や自己管理力などの成長を促すことになっている。
オレも7歳になり、将来の備え&孤児院のため町で働こうとしたがエル先生に止められた。
すでにリバーシや他玩具で多額の資金を稼ぎ寄付してもらっている。
これ以上、オレが稼いだら逆に他の子がやる気をなくす可能性があるし、働いてお金をさらに入れなくていいのではないか――と。
将来、オレが孤児院を巣立つ資金に関して、エル先生は振り込まれるリバーシや他の玩具等の権利譲渡代から規則通り一部を孤児院に入れ、残りを貯金し続けていた。
オレがまだ5歳だったのと金額が大きすぎるため、例外としてエル先生が預かっていたらしい。
7歳になり、自身で管理するようにと渡される。
最初は渡したものを返してもらうなど恥ずかしくて固辞したが、先生曰く『規則だから』と今度はオレが強引に押し切られてしまった。
本音を言えば渡りに船だ。
最近、弾薬を管理するための木箱やガンベルトが欲しかったところだ。
頭を下げお礼を告げ、ありがたく受け取った。
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転生したこの世界の1年は約360日で、30日を1ヶ月。
12ヶ月で1年となる。年によってプラスマイナス前後するが、だいたいこれが基本である。
またオレが住んでいる妖人大陸には四季も存在し春、夏、秋、冬がめぐってくる。
多少違う点はあるが、暑いのは苦手なので、ここが熱帯気候とかでは無くて良かったと思う。
暑い夏が過ぎ、秋口。
最近のスケジュールは午前中、変わらずエル先生の授業補佐、午後はリボルバーの練習と弾薬制作をおこなっている。
スノーは魔術師の才能があるため午前はバイト、午後から魔術師基礎授業に参加するようになった。
「リュートくん!」
裏庭を通り試射場に向かう途中のオレに笑顔で手を振ってくる。
生まれ変わって一番嬉しいのは、スノーのような可愛い幼なじみが出来たことだ。
スノーが腰に巻いたガンベルトに差しているリボルバーを嫌そうな目で見つめる。
「今日も魔術道具の実験に行くの?」
「実験は夏頃にほぼ終わったよ。今は練習が中心かな」
暴発事件以降、彼女は魔術道具開発を中止するように言ってくるようになった。
危険なことは止めて欲しいらしい。
だが、あの暴発以降は、安全対策をバッチリしているから問題は一度として起きていない。
しかし、スノーは納得せず唇を可愛らしく尖らせる。
オレはその言葉を適当に受け流す。
「よかったら今度、スノーにも触らせてやるよ。実際に撃ってみればこの魔術道具の凄さをきっと理解するから」
「いいよ。そんな危険な玩具、触りたくない。リュートくんもいい加減、変な魔術道具作りなんて止めてよ」
「大丈夫だって、もう暴発はしないって。ちゃんと安全設計で作ってるから」
スノーは腰に手を当て長い溜息をつく。
「とにかく気を付けてよね。わたしは側に先生がいるからいいけど、リュートくんは違うんだから。あんまり無茶しちゃ駄目だよ」
「はいはい、分かってるって。それじゃスノーも授業がんばれよ」
スノーは7歳になって、みんながいるところでは自分を『わたし』と呼ぶようになった。
オレと2人っきりになると、油断して名前呼びに戻ったりもするが。……それはそれで可愛いので良しとしよう。
そこにエル先生が姿を現す。どうやら時間のようだ。
「それじゃ皆さん、魔術師基礎授業を始めますよ」
「また後でね、リュートくん。いってらっしゃい」
「また後でな」
可愛い幼なじみに見送られる。
オレは鼻の下を伸ばしながら、1人試射場へと向かった。
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孤児院の裏庭を抜け10分ほど歩くと、川原に辿り着く。
川を渡った反対側には、森の入り口がある。
森には、基本的に子供達だけで入ってはいけない。
なぜなら魔物が出るからだ。
魔物は子供の柔らかな肉、内臓を好んで食べる。
だが森から出てくることは滅多にない。
ここらの魔物は森を出て、人を襲うほど凶暴なのがいないからだ。
オレは川を渡らず、河下に沿って歩く。
100mほど進んだ場所が試射場になる。
川を挟んだ反対側。
約30メートル先にある切り立った崖へ向けて射撃練習をしている。
崖は足で踏むと渇いた土がボロボロと落ちるほど軟らかく、跳弾の心配もない。
的は、拾った木の棒で直接崖に人型を描いている。
雨や風などで崩れてもまた描き直せばいい。
増水していなければ川はそこまで深くは無いので、身体強化術で筋力を強化して浅い所を選べば、すぐに対岸に渡って戻って来ることが出来る。
この崖のお陰で土嚢を積んだりする必要がなく、手間が省けた。
持ってきた荷物を隅に置く。
特注で作った腰に巻いているガンベルトから『S&W M10』リボルバーを取り出す。
安全対策のためシリンダーには1発の弾薬も入れていない。
隅に置いた金属ケースに手を伸ばす。
このケースも魔術液体金属で作った。
中にはギッシリ木箱が入っている。
蓋を開けると中には38スペシャルが、雷管を下に6×6列の36発収まっている。
箱から6発取り出し、手早くシリンダーに入れる。
さらに12発取り出し左ポケットに入れておく。
リボルバーを手に、約30メートル先にある人型へ銃口を向ける。
撃鉄を上げ、立射姿勢で頭部に狙いをつけ1発だけ発砲。
「くぅッ」
魔力で再現した無煙火薬の跳ね上がる反動は、7歳の肉体にはやはり堪える。
魔力を引っ張り出し、薄く発砲に必要な部分――足、腕、肩、背中へめぐらし、肉体強化術による補助を得る。
タン! タン! タン! タン! タン!
1発撃つ度に、撃鉄を上げ、発砲を繰り返す。
シリンダーに残っていた弾を全て的の頭部へ撃ち尽くした。
先程に比べて衝撃はほとんどない。
また肉体強化のお陰で反動を押さえられ、精密度も上がっている。
シリンダーからエジェクターロッドで空薬莢を押し出し、手早く次弾を装填する。
狙いは再び的の頭部。
次は撃鉄をいちいち上げず、引鉄を絞る。
連続で発砲音が響いた。
一回目に比べて、やはり弾がばらける。
再度、手早く次弾を装填。
肉体強化術と繰り返してきた練習のお陰で、次弾を素早く装填できるようになった。
肉体強化術を一度解く。
次の練習は早撃ちだ。
ガンベルトにリボルバーを入れて、体から力を抜き自然体になる。
「――――――――ふっ!」
呼気と共に瞬時に肉体強化術で補助! 今度は目にも魔力を流す。
視力、反射速度、動体視力が強化される。
崖に描かれた人型の頭部へ向けて発砲。
狙い違わず、吸い込まれるように弾丸が突き刺さる。
肉体強化術を解除。
リボルバーをガンベルトに戻す。
再度、シリンダーから弾丸がなくなるまで早撃ちの練習を続けた。
持ってきた弾を撃ち尽くすと、今度は弾薬作り。
落ちた空薬莢を集める。
空薬莢を手にして、持ってきた魔術液体金属に漬ける。
弾薬を構成する部品――サイズは38スペシャル。薬莢の内部に魔力を込める。
発射薬の魔力は爆発、燃焼、破裂、無煙火薬をイメージして放出、さらに圧縮し、固定静止させる。
その上からさらに弾芯で蓋をする。
材質は鉛をイメージ。
疑似鉛の上に被甲を薄く被せる。
お尻部分の雷管にも小爆発を引き起こす魔力を込めて、最後にその全部を弾丸で覆えば完成だ。
今ある魔術液体金属が無くなれば、リバーシや他玩具の権利の残代金が残っているので、商人のマルトンに頼めばまた送られてくる。
だが、貴重なものなので、節約できるところはしておかないといけない。
薬莢を再利用しているのはその為だ。
この弾薬作りは意外と手間で、神経を使う。
イメージを鮮明にしないとちゃんとした弾薬にならない。
込める魔力量はたいしたことないが、多すぎても少なすぎても駄目。
ちゃんとした燃焼イメージを描かないと満足な威力を発揮しない。
面倒でもここで作らないと、後は夜、孤児院でしか作れなくなる。
さすがに小さい子が側にいる場所で弾薬など作りたくない。
万が一があっては遅いからだ。
最後のひとつを作り終え、片付けを済ませる。
タオルを河に浸し、絞ってから汗をぬぐう。
一通り汗をふき終えると夕陽を浴びながら、減ったお腹を押さえ帰路へとついた。
「そろそろ的だけじゃなく、実戦で使ってみるか。どれぐらいの威力と効果があるのか確かめておきたいし」
そのためにはエル先生に頼んで森に入る必要がある。
森には魔物がいるからだ。
実験相手には最適だ。
だが、どうやって先生に許可をもらうかでオレは頭を悩ませた。
エル先生は暴発の件で、魔術道具開発をあまり快く思っていない。
しかし実戦の機会は意外な形で訪れた。
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数日後――午後、夕方近い時間。
いつものように川原でリボルバーの練習後、弾薬作りを終える。
安全対策のためシリンダーに弾薬が入っていないのを確かめてからガンベルトにしまう。
金属製の弾薬ケースに隙間なく、充填を終えた木箱を入れて蓋に手をかける。
「リュートくーん!」
声をかけられ振り返ると、スノーがにこにこ笑いながら手を振り河上から歩いてくる。
夕飯が出来たのを知らせに来てくれだんだろう。
スノーの背後で、何時の間に来てたのか町の子供達が河原で遊んでいた。
オレも手を振り返す。
彼女が辿り着く前に片付けを終わらせてしまおう。
『きゃぁぁッ!』
片付けの手を複数の悲鳴が止める。
慌てて振り返ると100m先の川上で遊んでいた子供達が、悲鳴をあげ森に背を向け走り出していた。
森の入り口からゴブリンが雪崩のように溢れ出す。
数は15匹。
チンパンジーから毛をなくし、頭を大きく、ボロを着せ顔を10倍邪悪にした感じだ。
手には弓矢、剣、斧、槍、ナイフ、楯、片手剣などを持っている。
3頭身の体躯のくせに意外と足は速い。
すでに3匹ほどが、川に足を踏み入れている。
魔物の好物は子供の柔らかい肉だ。興奮しているのか、ゴブリンのスピードは思ったより速い。
このままの速度なら、孤児院にたどり着く前に子供達の何人かが彼らに捕まり餌食になってしまうだろう。
「……ッ!」
オレはすぐさま肉体強化術で身体を補助!
木箱の蓋を放り出し、シリンダーに6発込める。
残りはポケットに逆さまにして、流し込んだ。
準備を終え、足を強化し駆け出す。
3、4歳の女の子が逃げる途中で転んで頭を打つ。
その子の体の力が一瞬で全て抜け落ちるのが解る。
気絶してしまったのだろう。
スノーは子供に駆け寄り背後に隠した。
気絶している少女をスノーが肉体強化術で抱きかかえ逃げるのは可能だろう。
しかしそれでは先に走り出した子供達に、ゴブリンが追いついてしまう。
彼女は両手を広げ、殺到するゴブリン相手に一歩も引かないと態度で示した。
「我が手で踊れ氷りの剣! 氷剣!」
彼女の呪文詠唱と共に1m×2本の氷剣が両手に生まれ、放たれる。
狙い違わず、剣は向かって来た2匹のゴブリンに突き刺さる。だが、突き刺さる寸前、ゴブリンの1匹が氷剣とすれ違うように弓矢を放つ。
呪文詠唱後の僅かな隙。
矢は真っ直ぐ彼女の胸へと飛ぶ。
かわせば背後の子供に当たってしまう。
反射的に抵抗陣を張れるほどの技術はまだ無い。
強化されたオレの視界いっぱいに、スノーの絶望した顔が広がる。
一瞬、前世で見捨ててしまった友人の表情と重なった。
そんな黒い感情を振り払うようにオレは絶叫する。
「スノーぉおぉおぉッ!」
一か八か、リボルバーを構える。
立射姿勢。
距離にして15m。
狙うは飛んでくる矢。
強化された動体視力、今までしてきた練習、いつもより短い距離――オレなら出来ると、自分に言い聞かせる。
矢が進む未来位置を予測し、ぶれを押さえるため息を止める。
撃鉄を上げ、引鉄に指をかけ静かに絞った。
ダン!
この異世界では聞き慣れない発砲音。
弾丸は狙い違わず、矢を撃ち抜き砕く。
「よっしゃぁッ!」
二度とやりたくない曲芸射撃を成功させ、思わず絶叫をあげてしまう。
運がよかったのは言うまでもない。
初めて聞いた発砲音とオレの登場にゴブリン達の足が警戒して止まる。
その間、さらに脚力を強化してスノー達に追いつき、自身の背後に隠した。
「りゅ、リュートくん、あ、あり――」
「礼はいいから、スノーはその子を抱いてこの場から絶対に動くなよ!」
「わ、分かった!」
野生の動物は、背を向け逃げる獲物を本能的に追いかけてしまう。
下手に刺激してゴブリン達に再度突撃されるのは避けたい。
会話を打ち切り、足が止まっているゴブリン達へ立射姿勢で銃口を向ける。
近い順にゴブリンの頭部めがけて発砲。
魔物とはいえ、人型の生物――だが、スノー達を守るためまったく迷いなく引鉄を絞る。
弾丸は吸い込まれるようにゴブリンの頭部を撃ち抜いた。
映画やドラマのように派手な血しぶきはあがらない。
糸が切れた人形のように膝を折り倒れるだけだ。
今のリボルバーの威力では、頭部へ的確に撃ち込まないと1発でゴブリンを倒すことができない。
残り4発の弾丸で4匹のゴブリンを屠った。
残り8匹。
ゴブリン達にとっては、一瞬で仲間が5匹も倒されたことになる。
だがまだまだ数的には、ゴブリン達の方が圧倒的に上。
彼らは殺気立ち、再び水しぶきをあげて突撃してくる。
『オオォオォォォォォオォォォォォォオォォッ!』
肌を叩く雄叫びと殺意。
オレは震えそうになる体を必死に叱咤し、無我夢中で手を動かす。
シリンダーからエジェクターロッドで空薬莢を押し出し、手早く次弾を装填。
狙う優先順位は距離が近い奴と弓矢などの遠距離攻撃が可能な奴だ。
まず一番接近してきたボロボロの剣と木製の楯を持つゴブリンへ向け発砲。
ゴブリンはとっさに楯の内側に身を隠すが無駄だ。
自動車のドアも貫通できる威力の前で、木製の楯など障害にもならない。
弾丸は楽に楯を貫通し、ゴブリンの頭部を撃ち抜く。
仲間を倒され、一瞬動きが止まるゴブリン達。それを視界に捉えながら、次の標的へと銃口を向ける。
「……ッ」
小さく息を吸い込む。
次はこちらに弓矢で狙いを付けるゴブリンだ。
強化した動体視力のお陰で、ゴブリン達の動きはスロー再生しているように遅かった。
なのに自身の心臓音は、耳元で鳴っているように五月蠅く、速い。
息を吐き出したいのを堪えて気持ちを落ち着かせながら練習通り発砲。
ゴブリンは矢を撃つ前に眉間を撃ち抜かれ、川に顔を浸した。
オレは精密機械のようにゴブリンの頭部へ全弾を命中させていく。
6発全部を撃ち尽くす。
残るゴブリンは2匹。
2匹は自分達の劣勢を悟ると、背を向け一目散に森へと逃げ帰ってしまう。
念のため、再びシリンダーに弾薬を充填。
左ポケットにある残弾は2発だ。
(もし8匹以上で押し寄せてきたら……)
暫く様子を窺うが、増援を引き連れて戻ってくる気配は無い。
オレは肉体強化術を解除して、大きく息をつく。
戦闘開始から3分も経っていないはずなのに、玉の汗が額に浮かぶ。
疲労感が濃いのは魔力を半分以上使ったからだけではない。
初めての実戦で精神的に磨り減っているんだ。
撃鉄を戻し、背後に庇っていたスノー達の様子を確かめるため振り返った。
「スノー、怪我はないか? 痛いところとか!」
「リュートくん、怖かったよ! リュートくん……ッ!」
スノーはオレの名前を呼びながら抱きついてくる。
背丈がほとんど変わらないせいで、彼女の顔が首筋に埋もれてくすぐったい。
スノーの名前に反して暖かな体温が体に染みこんでくる。
彼女の無事に、自分でも想像以上に安堵していた。
オレは愛しそうにスノーの頭を優しく何度も撫でる。
「スノーは偉いな。みんなを逃がすために、怖くても最後まで残って……本当に偉いよ」
前世でオレができなかったことを、彼女は命がかかっている状況で、しかも7歳でやってのけたのだ。
心底、スノーを尊敬し讃える。
だが、彼女は胸の中で首を振り泣き出すのを堪える声ではっきりと告げた。
「リュートくんありがとう、スノー達を守ってくれて。ありがとう……」
スノーの感謝の言葉。
「…………」
いくら彼女達を救っても、前世での事が無になるわけではないし、罪が消えるわけではない。
だが、その言葉を聞いて……胸の底につかえ塞いでいた重しがほんの少しだけ、軽くなったような気がした。
「オレの方こそ……ありがとう、スノー」
オレはスノーをぎゅっと抱き締める。
暖かい。
生きてる。
その事を実感し、指に力が篭もる。彼女の涙が、オレの頬に落ちる。
その後、先に逃げた子供達がエル先生に助けを求め、彼女が駆けつけるまで。
オレ達は、互いの温もりを確認し合うようにずっと抱き合い続けていた。
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