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【芸能・社会】

三代目JSBサプライズ卒業式 元球児ELLYの母校で凱旋ミニライブ

2014年3月2日 紙面から

三沢高校の卒業式でサプライズライブを行った三代目JSoulBrothers。左から山下健二郎、ELLY、今市隆二、NAOKI、登坂広臣、NAOTO、岩田剛典=青森県三沢市で

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 7人組ダンス&ボーカルグループ「三代目J Soul Brothers」が1日、メンバーのELLY(26)の母校・青森県三沢市の三沢高校の卒業式にサプライズで登場し、ミニライブを開催した。

 今年10月に同校が創立60周年を迎えるにあたり、明石進校長ら教員が卒業生のELLYに連絡し、記念のサプライズライブをお願いしたことで実現。7人は全国ツアーの真っ最中だが、多忙なスケジュールの合間を縫って、ELLYの故郷と母校のために一肌脱ぐことを決めた。

 明石校長の最後のあいさつの後、ELLYがステージに登場すると、249人の卒業生を含む生徒762人から「キャー!!」と大歓声が上がった。

 「みんな、マジで卒業おめでとう!!」。在学中に野球部だったELLYは、プロ野球選手を目指していた過去や、大学時代にダンスに出会い、三代目JSBに入った経緯を説明した上で「田舎だけど、こういうところからでもガッツリ未来に進んでくれる三沢の人が出てきてくれればと思います」とエールを送った。

 ここで、ELLYが「僕から皆さんにスペシャルなサプライズがあります」と言い、ほかのメンバー6人が登場すると、手を取り合って跳びはねたり、泣き出す女子生徒が続出。卒業生たちは一斉にステージに駆け寄った。

 7人は、卒業生の明るい未来を後押しできればという思いを込めて「Go my way」と「花火」、初の卒業ソング「風の中、歩き出す」(26日発売の新曲カップリング)の3曲を披露。最前列の生徒たちは肩を組んで、右へ左へ揺れていた。

 前日はELLYがメンバーを実家に招待し、母親が郷土料理のバラ焼きを振る舞ったという。母親と祖母も見守る中、2006年の卒業以来、初めて立った母校のステージでパフォーマンスを終えたELLYは「自分の育ったところにメンバーが来てくれてうれしかったし、卒業式にも出させてもらえて、地元に恩返しができたと思う」と満足げに語った。

◆巨人・坂本と対戦 高校では捕手で4番

 ELLYは三沢高校の野球部で捕手として活躍。2年生の秋にレギュラーを獲得し、4番バッターを務めた。県内屈指の強肩・強打者として注目を集め、3年生の夏の青森大会準々決勝では、坂本勇人(現巨人)が4番に座る光星学院と対決した。試合には敗れたが、初回にあわやホームランの適時打を放ち、チーム唯一の得点を挙げた。

 この日は当時の監督(現三本木高校)の根城亮輔さん(38)も駆けつけ、教え子のダンスを初めて生で見届けた。根城さんは「仲間を思い、大事にする選手。足は遅かったし、飛び込み(スライディング)もヘタだったけど、送球は人よりも優れた能力がありましたね」と懐かしそうに振り返った。

 

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