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【大リーグ】田中、上々の実戦デビュー 最速151キロ! 全7球種試して3K2014年3月3日 紙面から ◇オープン戦 ヤンキース4−0フィリーズ【タンパ(米フロリダ州)穐村賢】マーが上々の実戦デビューを果たした。ヤンキースの田中将大投手(25)は1日(日本時間2日)、フィリーズとのオープン戦に初登板し、2イニングを投げて2安打無失点3奪三振に抑えた。7年総額1億5500万ドル(約158億円)の大型契約を結んだ右腕には全米の注目が集まったが、全7球種を試し、直球も最速94マイル(約151キロ)を計測するなど重圧を感じさせなかった。次回は6日(同7日)に先発予定で、相手は同じフィ軍。若き右腕が、メジャーへの階段を着実に登っていく。 まるでプレッシャーを感じさせなかった。球場の、いや全米の注目を一身に集めた田中のオープン戦デビュー。並みのルーキーの実戦初登板ではない。総額158億円。日米のテレビ局が生中継する中、背番号「19」が腕を振る。6回、先頭のリビアのバットを宝刀スプリットで空を切らせ、三球三振。「まずまず。いい緊張感の中で投げられた」。打者8人に対し、3奪三振。堂々たるスタートを、サラリと振り返った。 オープン戦とは思えない雰囲気だった。出番は5回。「タナカ」の名前がアナウンスされると、それだけで球場はスタンディングオベーションだ。“主役”が投げる度に歓声が沸き、最初の打者ラフを2ストライクと追い込むと三振を求める声まで飛んだ。ラフにはいきなり中前打を許したが、2死一塁からヘルナンデスを外角直球で空振り三振。6回にはリビアに続いて、昨季27本塁打のブラウンもカットボールで空振りさせた。 「四球がなかったところが良かった。(歓声は)うれしかったですけど、これがブーイングに変わらないようにしっかり投げないと」 キャンプ地タンパに入ってからは、5度のブルペンと2度の打撃投手で200球あまりを投げただけ。調整の遅れが心配されたが、直球は最速151キロと杞憂(きゆう)に終わった。内外角に投げ分け、実戦でストライクゾーンも確認。「見せ球」のカーブとチェンジアップも含め全7球種も試し、「打者の反応を見られて良かった」と収穫も口にした。 球団も全米注目右腕の初登板を粋なサプライズで支援した。マウンドに上がる際、流れた曲はファンキー・モンキー・ベイビーズの「あとひとつ」。楽天時代、9回に登板する時に流れ、日本一に輝いた時には球場全体が大合唱した“テーマ曲”をヤ軍関係者が用意した。予期せぬ計らいに後押しされて好発進を飾ったが、田中は気を緩めない。 「まだ2回投げただけ。これで通用すると言ったらどうなるんですか」 まだオープン戦序盤。相手打線もベストメンバーではない。だが、田中もこれがベストではない。「まだ(球数を)削れる部分はある。シーズンに入れば変わってくる」。この日は3番手だったが、次回6日は先発を予定。この日と同じフィ軍相手に3イニングをめどに投げる予定だ。着実に前へ進む右腕。日米の視線を独り占めしながら、開幕へギアを上げていく。 PR情報
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