中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

則本 3イニング無失点 開幕不安なし

2014年3月2日 紙面から

◇ソフトバンク4−2楽天

 マウンドの立ち姿に風格が漂う。楽天の開幕投手争いの本命が好発進した。今季初実戦となった則本がソフトバンクの強力打線を相手に3イニング無失点。直球は最速150キロを計測。4つの三振を奪い、被安打1の快投だ。

 4回から2番手で登板した新エース候補が、先発した森に格の違いを見せつけた。ポンポンとストライクを先行。危なげなく3つのゼロを並べ「思っていた以上に良かったですね。収穫の多い登板でした。上出来です」と納得の表情を浮かべた。

 譲れないイスがある。田中が抜けた先発陣。本来であれば、開幕投手の座は則本のものだ。しかし、星野監督は立候補制を導入。現時点では則本、塩見、美馬の3人が手を挙げているほか、スーパールーキーの松井裕も指揮官の選択肢には入っている。

 面白いわけがない。試合後、取材陣から「ライバルが不在の間にアピールできたのでは?」と振られた則本は「誰ですか?」とニヤリ。高校の卒業式などで一時離脱している松井裕を指していることは明らかなのに、名前を口に出さなかった。

 この日の投球には、星野監督も『不安なし』の評価。ただ、開幕投手の話題になると「卒業式に行っているヤツがおるやないか」と含み笑いを浮かべた。若ワシが火花を散らすハイレベルな開幕争いは、則本と松井裕の一騎打ちの様相を呈してきた。 (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ