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【プロ野球】

辛島 ローテ当確 星野監督「これはいいわ」

2014年3月3日 紙面から

ソフトバンク戦に先発し、4イニングを1失点の楽天・辛島=ヤフオクドームで

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◇楽天4−1ソフトバンク

 楽天は外野の定位置確保を狙う岡島が3安打と結果を出した。先発陣入りが濃厚な辛島は4イニングを1安打1失点だったが、セットポジションでの投球に課題を残した。ソフトバンクは先発ウルフが3イニングを2失点、オセゲラが3イニング1失点。

     ◇

 イヌワシ軍団の6年目左腕が開幕ローテに当確ランプを点灯させた。先発の辛島はソフトバンクを相手に4イニング1失点と安定感のある投球。星野監督を「これはいいわ、と思いながら見ていた」と納得させた。

 試合前から刺激を受けるニュースがあった。2010年から4年続けて自主トレをしてきた田中(ヤンキース)がメジャーでのデビューを無失点で飾った。朝に目覚めると、携帯動画で確認。異国での姿に「少し変な感じはするけど、違う環境でも結果を出しているのはすごい」と、あらためて感心した。

 興奮を感じながら上がったマウンドでは、緩急を使った投球で3回まで無安打投球。4回に1点を失ったものの「直球が球速(最速135キロ)以上に走っていた。空振り三振も取れたし、手応えを感じています」とうなずいた。

 先発陣は松井裕、森、塩見と左腕のライバルが多い。その中でも、2年前に8勝を挙げた辛島には、首脳陣もある程度の白星を計算。「アイツの能力からしたら不満はあるけどね」という指揮官の言葉が高い期待を物語っている。

 その思いは海を渡った田中も同じだろう。辛島も分かっている。「シーズンでしっかりと結果を残して、自分も良いニュースを届けたい」。プライベートでも気にかけてもらった先輩を安心させるためにも、自身初の10勝は最低のノルマだ。 (井上学)

 

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