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【プロ野球】

変幻ナーブソン使える 4イニングを無失点

2014年3月3日 紙面から

巨人戦で登板するヤクルト先発のナーブソン(市川和宏撮影)

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◇巨人1−0ヤクルト

 ヤクルトの新外国人、クリス・ナーブソン投手(32)が開幕ローテーション入りへ大きく前進した。巨人戦に先発し、4イニングを3安打無失点の好投。「だいたい狙ったところに投げられた。まだ調整段階だけど、かなり状態は上がってきた」と自信をつかんだ。

 頭脳的な投球がさえた。4回1死一塁。阿部に対してカットボールでバットの芯を外し、三ゴロ併殺打に仕留めた。速球も、スピンを利かせる4シームと微妙に動く2シームを投げ分け、打ち損じを誘う。この日の最速は142キロと速くはないが、100キロ台のチェンジアップを交えた緩急も効果的だった。

 好投の裏には「似たタイプ」の石川が先発した前日(1日)の巨人戦があった。「打者の投球へのアプローチはだいたい決まっている。石川さんへの攻め方を見られたのは大きかった」。自分が投げていない試合でも日本の打者を熱心に研究し、自らのマウンドに生かす真面目さは日本向きだろう。

 昨季9勝14敗と負け越したリーグ王者相手の好投に、小川監督は「公式戦はそう簡単にはいかないだろうけど、ある程度は期待が持てる」と高評価。メジャー通算26勝の左腕がG倒のキーマンになる。 (小林孝一郎)

 

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