最近TVでよく流れているリクルートの「すべての人生が、すばらしい。」というCMを
見てもやっとした。
なぜもやっとしたのか、分かったのでここに記す。
リクルートのCMは大勢のマラソンランナーが走っているところから始まる。
そこで「だれだってランナーだ。時間は一方向にしか進まない。ライバルと競い合いながら
時の流れという一本道を僕らは走り続ける。人生はマラソンだ」というナレーションがはいる。
ここで一転「でも、本当にそうか?違う人生はマラソンじゃない」という台詞とともに
それまで走っていたランナーが散り散りとなり別々の方向へ走り出す。
さらに「誰が決めたコースなんだよ。誰が決めたゴールなんだよ。どこを走ったっていい。自分だけの道があるんだ。」
「悩んで悩んで最後まで走りぬくんだ。失敗してもいい。誰かとくらべなくていい。道は一つじゃない。それは人間の数だけあるんだ。」
と続き、最後に
『すべての人生が、すばらしい』
このCMが無茶苦茶むかつくのが今戦ってる者をあざ笑ってるからだ。
あぁお前らの人生はすばらしいんだろう。日の光をあびてキラキラと輝いてるんだろうな。
でもな、今戦ってる者はどうなる?トップになるため血反吐吐きながら練習して
それでもトップになれず、負け犬のように惨めな思いをしている人に近寄って
『すべての人生が、すばらしい』なんて薄ら寒いことをいえるのか。
どうせトップにたった者にも『すべての人生が、すばらしい』とか言うんだろ。
あぁうんざりだ。虫唾が走る。このCMは『すべての人生が、すばらしい』といいつつも