生活保護不正受給最悪の4万件超 12年度は190億円厚生労働省は3日、2012年度の生活保護費の不正受給が全国で4万1909件、金額では190億5372万円に上り、ともに過去最悪だったとの集計結果を明らかにした。11年度と比べ6341件増加し、金額も17億4072万円増えた。 福祉事務所が受給者の収入を調査する態勢を強化した結果、不正受給の把握増加につながった。ただ、高校生のアルバイト代を収入として申告しなかったなど「悪質とは言い切れない」ケースも含まれている。 昨年成立の改正生活保護法には、増加傾向にある不正受給の対策強化策が盛られた。今年7月からは福祉事務所の調査権限が拡大される。 【共同通信】
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