気象庁:緊急地震速報を未発表 沖縄本島沖M6.6

毎日新聞 2014年03月03日 19時51分(最終更新 03月03日 20時51分)

 気象庁は3日、同日朝に沖縄本島北西沖を震源とする最大震度4の地震があり、緊急地震速報を出さないミスがあったと発表した。速報の発表基準は地震の規模を示すマグニチュード(M)が3.5以上の場合だが、同地震はM6.6だった。

 同庁によると、地震は3日午前5時11分ごろ発生。当時、付近で地震波は観測されていたものの、直前の同5時8分ごろに福島県沖で起きた規模の小さい別の地震(M2.2)による地震波と誤って判断。福島県沖地震の一環として処理し、単独の地震と判断した場合に通常行う震度予測作業などをしなかったのが原因という。

 同庁地震津波監視課は「緊急地震速報の課題改善に向けて一層努力したい」と話している。【夫彰子】

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