2014年3月1日10時47分
東海地方で教育事業を展開する経営者と、山口組弘道会の資金源との密接な関係が浮かび上がった。6億円の融資疑惑が明らかになった名進研グループの豊川正弘代表(64)と、融資を受けたとされる風俗店「ブルーグループ」経営の佐藤義徳被告(56)の関係は、20年近く前に始まっていた。
豊川代表は進学塾の運営会社「教育企画」を1985年に設立し、公立志向の強い東海地方で私立中学受験の市場を開拓。さらに反ゆとりの教育構想を掲げ、「ノウハウを生かし、塾に通わなくても中学進学できる」として、2012年春に東海初の塾立小「名進研小学校」を開校した。
一方、佐藤被告は名古屋市内の有名私立大学に通った後、80年代に起業し、貸金業や不動産業をはじめ、92年にはファッションヘルス店の経営を始めた。系列を数十店に広げて「風俗王」と呼ばれ、指定暴力団山口組弘道会の有力資金源となった。
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朝日新聞社会部
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