在留カード偽造中国人再逮捕へ03月03日 09時57分
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不法滞在で逮捕、起訴された名古屋市の中国人の男が、外国人に交付される在留カードを偽造していたとして、警察は3日にも再逮捕する方針です。
男の自宅からは、100枚以上のプラスチック板などが押収されたということで、警察は偽造の拠点だったと見て調べています。
捜査関係者によりますと、名古屋市千種区に住む35歳の中国人の男が、2月に不法滞在で逮捕、起訴され、警察が自宅アパートを捜索したところ、在留カードの偽造に使うと見られる100枚以上のプラスチック板やパソコンなどが見つかり、押収されたということです。その後の調べで、男が去年から今年1月にかけて、在留カードを偽造していた疑いのあることが分かったということです。
警察は、この部屋が偽造の拠点として使われていたと見て、3日にも、男を出入国管理法違反の疑いで再逮捕して、カードの偽造や流通の実態について調べることにしています。
在留カードは不法滞在を防ぐため、これまで自治体が発行していた外国人登録証に代わって、おととし、国が導入した制度で、警察によりますと国内で在留カードの偽造拠点が摘発されるのは初めてだということです。