2013年12月26日14時58分
安倍晋三首相は26日午前、東京・九段北の靖国神社に昨年12月の就任後初めて参拝した。現職首相による靖国参拝は2006年の終戦の日の小泉純一郎首相(当時)以来、7年ぶり。この日は第2次安倍政権が発足して1年となる。
首相は26日午前11時半ごろ、靖国神社に到着。モーニング姿で本殿に上がり、昇殿参拝した。靖国神社の広報担当者によると、首相は26日、「内閣総理大臣 安倍晋三」と札をかけた花を参拝前に奉納した。その後、首相は「国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対し、哀悼の誠を捧げるとともに、尊崇の念を表し、御霊(みたま)やすらかなれとご冥福をお祈りした」との談話を発表した。
首相は自民党総裁だった昨年秋、例大祭にあわせて靖国に参拝した。第1次内閣で参拝できなかったことを「痛恨の極み」と振り返った。
一方、昨年12月に首相就任後は閣僚の参拝を容認する一方、先の大戦のA級戦犯らがまつられている神社への自らの参拝は外交的な配慮から見送ってきた。「参拝については国のために戦い、倒れた方々に尊崇の念を表し、ご冥福をお祈りする気持ちは今も同じだ」としながらも、参拝するかどうかについては「それ自体が政治・外交問題に発展していく」として明言を避けてきた。
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