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放射線教育の教材 原発事故影響も記述3月3日 4時21分
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文部科学省は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて作った放射線教育の教材を見直し、事故による住民の避難や風評被害について詳しく記述しました。
文部科学省は、3年前、福島第一原発の事故を受けて、学校の授業で活用できるように放射線の基本的な知識を説明する教材を作りましたが、事故そのものについては詳しく記述していませんでした。
これに対して、学校現場から「原発事故をどう教えていいか分からない」といった指摘が相次いだことから、今回、内容を見直し、福島第一原発の事故の影響を新たに盛り込みました。
このなかでは、放射性物質が広がった範囲や、住民が避難を余儀なくされている地域が地図で示されているほか、農林水産物や観光業などに深刻な風評被害が出たこと、それに福島県の子どもが避難先でいじめられるケースもあったことなどが記されています。
文部科学省は、「子どもたちに福島県の状況を知ってもらい、正しい知識を身に付けて自分で判断できるようになって欲しい」と話しています。
新しい教材は4月から希望する学校に配付されるほか、近く、文部科学省のホームページに掲載されることになっています。
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