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魔導世界の不適合者 作者:真中文々

第一話『隠れ姫』  (Episode01 『INVISIBLE・PRINCESS』)

第一話 第四章  解放されし真のチカラ 6

         6

 業司朗は《ビースト・アームズ》の先端をオルタナティヴに向けた。
 殴り合いをしていた時とは一転し、その貌は冷徹そのものだ。
「いくぞ、オラァ」
 ダメージを感じさせない威勢の良い言葉が響く。
 ジャゴン、と《ビースト・アームズ》の外層がオートマチック拳銃のようにスライドする。そして腕を覆っている岩の砲身から、四十五口径相当の弾丸が連続で発射された。
 オルタナティヴは業司朗を中心として、円に走った。
 ガガガガガガガガガガガッ!
 マントをなびかせ、黒い疾風を化した彼女を、放射状に軌跡を描く数多の弾丸が追いかける。
「へへっ。だったら」
 弾丸の照準が変わり、獲物の動きの先を狙うようになった。
 マントの端に弾丸がかすった。
 切れ長の瞳に動揺はない。オルタナティヴは瞬時に切り返して、逆回りに走った。
「ハハッ。そうくると思ったぜぇ」
 ターンする前に撃ち込まれて地面に潜っていた弾丸が吹き上がった。
 しかし足下からの奇襲さえ、オルタナティヴは円周の幅を広げて躱した。
 全く近付けないオルタナティヴに、エルビスは絶望的な気分になる。
「どうしたぁあああ、逃げてばかりかよ?」
 円に走っていた彼女は、一直線へと進路を変えた。
 その先には――傾斜。オルタナティヴは傾いていた常夜灯を駆け上がった。
 先端部まで達すると、自身を弾丸と化して業司朗へと発射した。
 業司朗は《ビースト・アームズ》の形状を変化させた。外層部が回転しながら経を広げる。

「――《ビースト・ミサイル》だぜッ」

 ゴゴっ!
 右腕から、一発のミサイルが砲撃された。
 空中で半身を捻ったオルタナティヴは、そのミサイルを拳で迎撃しようとする。
「ッ!」
 拳が振るわれる瞬間。
 ミサイルの先端部が分離し、中から無数の小型ミサイルが様々な起動を描きながらオルタナティヴへと殺到した。
 ごばぁっつ!
 複数の爆発が一点に集中した。
 爆発の土煙の中からオルタナティヴが地面に墜落した。
 受け身さえとれず、そのまま大の字になったオルタナティヴに対し、業司朗は《ビースト・アームズ》で地面を殴りつけた。

「――お次は、《ビースト・キャニオン》だぁ」

 ゴゴゴゴゴゴゴ、と派手な地響き音をたて、地面に亀裂が走っていく。
 その亀裂がオルタナティヴまで達して、彼女を飲み込んだ。
「こいつでお終いだぜぇ」
 ばごん。
 渓谷と化した亀裂が、一気に閉じた。
 と同時に、間一髪でオルタナティヴが飛び上がった。
 しかし半死半生といった様子だ。
「はっ。流石の化け物も限界ってかぁ?」
 再び土の弾丸を掃射する業司朗。
 歯を食いしばって再び走り出したオルタナティヴであったが、あっさりと弾丸を浴びて地面を転がった。常人ならば死亡しているダメージだが、彼女は間一髪で防弾機能を備えたマントで身体を覆っていた。しかし物理的衝撃は、オルタナティヴの耐久力を超えていた。
 獲物が充分に弱ったのを確認した業司朗は、ゆっくりと近づいていく。

「――《ビースト・クロウ》」

 その【ワード】に呼応して右腕の《ビースト・アームズ》が巨大な爪と化した。
 業司朗は左手の《ビースト・アームズ》を解除して、オルタナティヴの首を掴んで宙づりにすると《ビースト・クロウ》で薙いだ。
 吹っ飛ばされて地面をバウンドするオルタナティヴ。
 それでも彼女は立ち上がった。
 そこへ容赦なく《ビースト・クロウ》が唸りをあげて襲いかかる。
 そんな光景が、まるでビデオ再生のように七回、くり返された。
 エルビスは頭を抱えて縮こまっていた。あまりの残虐さに正視できなかった。
「これは……ちょっと、キツイ、わね」
 オルタナティヴは天を仰ぎながら呟いた。
 自力で起き上がる体力すら惜しくなってきた。
 嗜虐の表情を浮かべた業司朗が、もったいつけるように歩み寄ってくる。
 二秒後には再び宙づりにされて、そして岩の爪で殴られるだろう。
 あと何度耐えられるか。
 統護との戦いとは違い、業司朗は間違いなく自分を殺すつもりでいる。
 反撃できる力は――あと僅か。
 しかし反撃しても通用しないであろうから、今はまだ耐えるしかない――

「お待たせ致しました」

 そんな澄ました声が、私刑場と化した場に、凛と響いた。
「あ?」と、邪魔をされて不機嫌になった業司朗は、声の主を振り返る。
 濃紺を基調とした白のフリルとエプロンが付いている衣装――メイド服姿の少女がいた。
「なんだぁテメエ」
「お邪魔をして申し訳ありません。ワタシはルシア・A・吹雪野と申します。伝言とお届けもの為に参上しました」
 仕方なしにオルタナティヴは自力で立ち上がった。
 まだ余力は残っている。
「待っていたわ。伝言って事は、タイムアップしたってわけね」
「その通りです。現時刻を以てアレステア王子の記録としての死亡が成立します。ただし彼が今後一切、【エルメ・サイア】について口外しない事が条件となります」
「その条件については、後でエルビスに説明する」
「一任します」
 ルシアは一礼した。
 事情は簡単で、そして当然の成り行きだった。
 オルタナティヴの依頼主と仕事に噛んできた仲介者と、そして反王政側にいる【エルメ・サイア】で取引が行われていたのだ。
 アリーシア姫が王位継承を決意した以上、もう王子としてのアレステアを必要とする者は、誰もいない。よって上層部達によって政治的な妥協点が探られるのは必至であった。
 フレアと名乗った『コードネーム持ち』がアクションを起こした以上、両陣営でアレステア王子の処遇が話し合われるのは容易に予測できて、そして答えが出るまで逃げ回れば、それでミッションは完了であった。
 オルタナティヴは周囲を見回す。
 すでに【黒服】部隊は撤退していた。
 業司朗が怒鳴った。
「なにワケわかんない話をしているんだよ?」
「貴方には関係ありません」
「それを決めるのはテメエじゃなくて、この俺様なんだよぉ!」
 業司朗は銃口化させた《ビースト・アームズ》の先端をルシアへ向けると、一斉掃射した。
 ガガガガガガガガガガッ!
 しかし。
 ルシアは冷たい瞳を向け、両手の平を超速で突きだした。
 その挙動の直後。

 全ての弾丸がメイド少女の手前で停止していた。

「はぁ?」と、業司朗が呆けた顔になる。
 オルタナティヴは聴いていた。ルシアが小さく「ACT」と呟くのを。
 だが専用【DVIS】が起動した様子はない。ただ、彼女の瞳に不思議な輝きが灯っていた。
 東雲黎八と同じくコンタクトレンズ型の【DVIS】なのか。彼は右目が【DVIS】で左目が【AMP】であったが。
 ルシアの【基本形態】も、外観からは形式が不明だ。
「返します」
 ルシアは突きだしていた両手を、やはり超速で左右に振った。
 なぜ空を切るルシアの挙措が全て超速なのか、とオルタナティヴは疑問に思った。
 制止していた弾丸が、撃手であった業司朗へと殺到した。
 業司朗は《ビースト・アームズ》を地面に撃ち込み、眼前に硬質化させた土の壁を創った。
 弾丸は全て壁に弾き返された。
「吸収できないだと?」
 想定外だったのか、業司朗は驚愕した。
 念動力系あるいは重力操作系か、と魔術特性の当たりをつけていたオルタナティヴも、その結果とルシアの必要以上にスピードのある動きに、考えを改めた。

 これは、もっとも単純な発想かつ、高度なプログラムによって顕現した魔術だ。

「呆れたわ。貴女の魔術って――」
 ルシアは頷くと、両手を超速で旋回させた。
 すると、その手の平の中には、炎の弾と氷の球がそれぞれ在った。
 通常ならば同時に二系統の魔術は使用しない。アプリケーション・プログラムの特性上、極めて動作が不安定になるからだ。よって、締里や黎八のように【AMP】を使用して、切り替える。締里の複合魔術は【AMP】併用の上、試行錯誤を繰り返した末の例外中の例外であり、特定のアクションのみでしか使用に耐えられないというデメリットもあった。
 ルシアは訊いた。
「貴女の推理、当たっていますか?」
「ええ。その原理ならば充分に可能な芸当でしょうね」
 術者単体による魔術で、炎系と氷系の同時使用が不可能ならば――両者が同時に顕現している原理は、たった一つしかありえない。
 ルシアは超速で炎と氷の球を投擲した。
 いや、正確には腕を振った直後に、二つの球が自律的に飛行した。
 ゴォン!
 二つの球は、壁の一点で合わさると盛大に爆発して、壁を破壊した。
 至近距離からの高性能爆弾さえ防ぎ切った防御壁を破壊された業司朗は、立ち尽くしている。
 業司朗の表情をみて、ルシアは表情を変えずに言った。
「怖がらないで下さい。ワタシは伝言と届け物に参った、と申したではありませんか」
 ルシアはオルタナティヴに、二つの指輪を手渡した。
 一つは――かつてのオルタナティヴが愛用していた物であった。
 それをオルタナティヴは右手の人差し指に嵌める。

 この二つの指輪こそ――今回のミッションにおける本当の報酬であった。

 専用【DVIS】の再調整だけではなく、新なるチカラを手に入れる為――
「女性用にデザインを変更しています。【DVIS】の生体登録については染色体情報の置換だけでしたので問題なく終わりました。時間が掛かったのは、こちらです」
 対になっている、もう一つのリング。
 オルタナティヴは反対の左手の人差し指に嵌めた。
 二つの指輪の感触を愛おしそうに確かめる。
「従来とは完全に発想の異なる代物で、現時点では唯一無二の代物です。対応可能の専用【DVIS】が貴女のリングしか存在しないので、起動実験が行われていません。よってこの戦闘での使用はお勧めしかねます」
 オルタナティヴは首を横に振った。
「そのつもりはないわ。じゃあ――久しぶりの魔術を、起動実験がてらに楽しみましょうか」
 そう言った黒髪の少女の貌は、獰猛かつ艶然としていた。


 ルシアは戦う意志はない、と後方に待機した。
 ついでにエルビスも保護している。
 二名の観戦者に見つめられながら――黒衣の少女と革ジャンの青年は改めて対峙した。
「おそらく……アタシ達が戦う意味は互いの中にしかないわ」
 ファン王国の王子は消えた。
 そして【ブラック・メンズ】達も撤収した。
 すでにオルタナティヴにとってミッションコンプリートな状況だ。
 だから、この場で解散しても対外的には一切の不都合はないはずであった。
「ふざけんな。他人の意味なんて、この俺様には知ったこっちゃねえんだよ」
 業司朗の台詞には全面的に共感できた。
 彼女の知る、幼き日の業司朗は線の細い、大人達に従順な将来を期待された子供だった。
 それが一時期みない間に一変していた。
 彼は粗暴な暴力の権化となり、堂桜一族から蔑まされる存在になっていた。
 しかし――オルタナティヴはそんな彼を密かに羨んでいた。
「尻尾巻いて逃げるかよ、俺様が俺様である為に、絶対にィ!」
「同感よ。アタシはアタシである為に、偽りを棄て全てを換えた。己の心のカタチのままに」
 オルタナティヴは右手のリングにキスをした。
「ACT」
 指輪に填め込まれている宝玉が輝き、久しく彼女が失っていたチカラを取り戻させる。
 存在が換わり、専用【DVIS】が己を認識しなくなったが、生体登録の再認作業によってようやく変革した主のデータを認識したのだ。
 再セットアップ――完了。
 待望の【魔導機術】が立ち上がる。

 陽炎のような炎のオーラが少女を包み込んだ。

 そして学生服の上から羽織っている漆黒のマントに、金色の五芒星が浮かび上がった。
 五芒星の各中心には、地・水・火・風そして空を司る紋様が描かれている。
 今は火の紋様が光を放っていた。
 これこそがオルタナティヴの【基本形態】である。
 少女の【魔導機術】を目にして、業司朗が驚愕した。

「な、なんだ、と? それは《ファイブスター・フェイズ》じゃねえか……」

 なんでお前が、と呟き目を見張った。
「いやちょっと待て。その眼。その顔立ち。オイ、マジなのか? テメエ、隠し子かなにかなのか? それとも見た目だけ真似たフェイクなのか?」
「両親も妹も棄てたわ。アタシがアタシで在る為だけに――」
 炎のオーラ《ロード・オブ・レッド》を纏ったオルタナティヴは、業司朗へ仕掛けた。
 自らの身体を炎の砲撃と化して、突っ込んでいく。
 業司朗も呼応するように突進した。
 両腕の《ビースト・アームズ》をクロスさせて、オルタナティヴの体当たりを受け止めた。
 しかし体当たりを止めるだけで、業司朗は精一杯であった。
 オルタナティヴは拳の雨を降らせた。
 炎の属性を宿したオルタナティヴの連撃が、業司朗のガードを時雨のように打ちつけた。
 ボロボロに崩れていく《ビースト・アームズ》。
 バックステップしたオルタナティヴは右腕を大きく薙いだ。すると炎の熱波が巻き起こり、業司朗を焼き焦がした。
 すかさず業司朗は地面に《ビースト・アームズ》を打ち込み、土砂の間欠泉を発生させて己を燃やす炎を鎮火した。
 オルタナティヴの炎を纏った右拳が、がら空きになっていた業司朗の顔面を捉えた。
 たまらず吹っ飛んだ業司朗であったが、どうにか倒れずに踏み留まった。

「――《ビースト・ミサイル》!」

 体勢を立て直すと同時に、反撃の攻撃魔術を放った。
 硬質化された土のミサイルが、オルタナティヴをロックオンして飛行していく。
「お前の炎で防げるかなぁ?」
 いかにオルタナティヴの炎が強力とはいえ、業司朗の【ビースト・ミサイル】を焼き消せるレヴェルではなかった。

「――《エレメント・シフト》」

 オルタナティヴの【ワード】と共に、マントの五芒星が変化した。火の紋様の輝きが消え、水の紋様が輝いた。
 同時に炎のオーラが消え、水蒸気のオーラ――《ロード・オブ・ブルー》が彼女を覆う。
 オルタナティヴは右手の人差し指を立て、ミサイルへ向けた。
 水の礫が散弾と化してミサイルを削り壊してしまった。
「……な」
 再び顔面を強ばらせる業司朗。
「マジか。マジなのかよ? 【AMP】の補助なしで魔術特性を切り替えた、だと?」
 複数の魔術特性を扱える魔術師も多いが、それには基本的に別々の【基本形態】を必要とする。ゆえに習熟度や発展性を考えると、オリジナルの【基本形態】を複数持つ者は少ない。複数の【基本形態】を持つ者でもメインとサブの格差は大きい。
 だから戦闘系魔術師――【ソーサラー】が複数の魔術特性を扱う時には、【AMP】を使用して切り替えるのが常道となるのだ。
 しかし、たった一つの【基本形態】で四大エレメント――空を除く地・水・火・風を自在に操った【魔導機術】の天才を、業司朗は知っていた。
 そしてその天才は今、【DVIS】を扱えなくなり、魔術の劣等生と蔑まされている。
「お前、お前はひょっとして……」
 その言葉を無視し、オルタナティヴは使用エレメントを【風】へと換えた。
 纏うオーラも風の《ロード・オブ・クリアランス》へと変化した。
 そして空高く飛翔し、同時に竜巻を発生させて業司朗の動きを封じた。
 風の壁に封じられならがも、業司朗は《ビースト・クロウ》で迎撃態勢をとる。
 対して、オルタナティヴは風を纏った右足を槍として、

「――《トルネード・スピア》」

 ぎゃるるるるるるるるッ!
 高速で錐もみ回転しながらの右の突き蹴りを見舞った。
 業司朗は風の障壁に動きを阻害されながらも、両腕を大きく振りかぶった。
 そして一気に振り下ろす。

「――《グリズリー・クラッシュ》ッ!!」

 激突するキックとクロウ。
 迎撃に成功した《ビースト・クロウ》の一撃であったが、爪の部分が大きく破損していた。
 ダメージを与える事に失敗したオルタナティヴは、一度宙返りして体勢を整えてから後方に着地した。
 続けざまに業司朗が吠えた。

「――おらぁあああ、《ビースト・キャニオン》ッ!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴッぉぉオオォオオ。
 地割れが発生し、禍々しい触手のようにオルタナティヴへと伸びていく。
 しかしオルタナティヴは冷静に【地】――『土系』へと属性を換え、地面へ手の平を置く。
 開いた地割れの側面から無数の円筒が発生し、歯車のように噛み合って櫛状の板となる。
 その板の上に、オルタナティヴはすまし顔で立っていた。
 纏っている土のオーラの名は《ロード・オブ・グレー》だ。
 ことごとく攻撃を遮断された業司朗の額に、くっきりと青筋が浮かんだ。
「てンめぇ」
「問題ないわね。リハビリはこれくらいかしら」
 オルタナティヴは満足げに呟き、ギラリと視線を光らせた。
 ここからは新しいチカラを試す。

 左指のリングに秘められている、自身がかつてどうしても扱えなかった【空】の属性を。

 心が望むがままの在り方を手にした今ならば――きっとできる。
 魔術師の少女は空を仰いだ。
 心が――澄んでいく。
 手を伸ばせば、この空に届きそうな気さえする。
 右のリングは【DVIS】であり、左のリングは【AMP】である。
 しかし、この【AMP】はオルタナティヴが発案し、堂桜那々呼にワンオフ品として開発させた――従来のコンセプトとは似て非なる、新しいタイプの【AMP】だった。
 彼女にとって封印解除は不便・不自由に過ぎた。そして【エレメントマスター】のようなイレギュラーなチート能力も趣味ではなかった。もっとスマートな形がいい。
 ゆえに【魔導機術】の天才と称された彼女のみが扱える――全く新しい魔術を欲した。
 視線を業司郎へと戻す。
 黒髪黒衣の少女は凛と叫んだ。

「――セカンドACTッ!」
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