Android/iOS向けテストアプリ配信ツール 「EMLauncher」を公開しました
先日、TestFlightのAndroidサポート終了、Appleによる買収といったニュースが世間を騒がせましたが、皆さんテストアプリの配信はどうしていますか?
KLabでは自社製のテストアプリ配信ツール「EMLauncher」を使用しているのですが、せっかくなのでOSSとして公開することにしました。
今すぐ試す
今すぐ試したい方のために、セットアップ済みのAWS EC2イメージを用意しました。
インスタンスを起動後、設定ファイルのAWSアカウント情報を編集し、S3のバケットを作成してください。
(設定の詳細はconfigディレクトリのサンプルをご覧ください)
/home/ohoflight/emlauncher/config/emlauncher_config.php ---- (略) /** AWSの設定 */ 'aws' => array( /** * APIアクセスのためのKeyとSecret. */ 'key' => 'xxxxxxxx', 'secret' => 'xxxxxxxx', /** S3のRegion. */ 'region' => Aws\Common\Enum\Region::TOKYO, /** S3のbucket名. 予め作成しておく. */ 'bucket_name' => 'emlauncher', ), ), (略)
設定を終えたらそのインスタンスにwebブラウザでアクセスしてください。ログインページが表示されます。
初期状態ではメールアドレス"test@example.com", パスワード"test"でログインできます。
特徴
どこからでもアクセス可能なwebアプリケーション
専用アプリをインストールすることなく、ブラウザでアクセスするだけでどんな端末からもすぐに使えます。
iOSアプリのOTA(Over The Air)配信にも対応していますし、PCからアクセスすれば apk/ipa ファイルをダウンロードできます。
ただ、TestFlightやDeployGateと違い、端末の詳細な情報やクラッシュレポートは取得できません。
EC2+S3のシンプルな構成
EC2のインスタンス1台とS3のバケット1つで動作します。
KLabではマイクロインスタンス1台で運用していますが、比較的安定して動いています。
Google OAuthによるログイン
KLabではGoogle Appsを利用しており、全社員が独自ドメインのgoogleアカウントをもっています。
このアカウントをログインに利用することで、面倒なユーザ管理をなくしました。
なおKLabでは無効にしていますが、メールアドレスとパスワードによる認証も実装してあります。
TestFlightライクなアップロードAPI
apk/ipaファイルのアップロードはブラウザからだけでなく、TestFlightライクなAPIも用意してあります。
さらにJenkinsプラグインも用意したので、ビルドプロセスに簡単に組み込めます。
それではよりよいアプリ開発ライフを!