2014年02月27日

Android/iOS向けテストアプリ配信ツール 「EMLauncher」を公開しました


先日、TestFlightのAndroidサポート終了、Appleによる買収といったニュースが世間を騒がせましたが、皆さんテストアプリの配信はどうしていますか?
KLabでは自社製のテストアプリ配信ツール「EMLauncher」を使用しているのですが、せっかくなのでOSSとして公開することにしました。

top_pc top_sp
app_pc app_sp

今すぐ試す

今すぐ試したい方のために、セットアップ済みのAWS EC2イメージを用意しました。

インスタンスを起動後、設定ファイルのAWSアカウント情報を編集し、S3のバケットを作成してください。
(設定の詳細はconfigディレクトリのサンプルをご覧ください)

/home/ohoflight/emlauncher/config/emlauncher_config.php
----
(略)
	/** AWSの設定 */
	'aws' => array(
		/**
		 * APIアクセスのためのKeyとSecret.
		 */
		'key' => 'xxxxxxxx',
		'secret' => 'xxxxxxxx',

		/** S3のRegion. */
		'region' => Aws\Common\Enum\Region::TOKYO,

		/** S3のbucket名. 予め作成しておく. */
		'bucket_name' => 'emlauncher',
		),
	),
(略)

設定を終えたらそのインスタンスにwebブラウザでアクセスしてください。ログインページが表示されます。
初期状態ではメールアドレス"test@example.com", パスワード"test"でログインできます。

特徴

どこからでもアクセス可能なwebアプリケーション

専用アプリをインストールすることなく、ブラウザでアクセスするだけでどんな端末からもすぐに使えます。
iOSアプリのOTA(Over The Air)配信にも対応していますし、PCからアクセスすれば apk/ipa ファイルをダウンロードできます。
ただ、TestFlightやDeployGateと違い、端末の詳細な情報やクラッシュレポートは取得できません。

EC2+S3のシンプルな構成

EC2のインスタンス1台とS3のバケット1つで動作します。
KLabではマイクロインスタンス1台で運用していますが、比較的安定して動いています。

Google OAuthによるログイン

KLabではGoogle Appsを利用しており、全社員が独自ドメインのgoogleアカウントをもっています。
このアカウントをログインに利用することで、面倒なユーザ管理をなくしました。
なおKLabでは無効にしていますが、メールアドレスとパスワードによる認証も実装してあります。

TestFlightライクなアップロードAPI

apk/ipaファイルのアップロードはブラウザからだけでなく、TestFlightライクなAPIも用意してあります。
さらにJenkinsプラグインも用意したので、ビルドプロセスに簡単に組み込めます。


それではよりよいアプリ開発ライフを!


@makki_d

makki_d at 03:19│Comments(0)TrackBack(0)tool 

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