C型肝炎の新しい治療薬シメプレビルについて

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今年2013年末にいよいよC型肝炎の第二世代のプロテアーゼ阻害薬であるシメプレビル(Simeprevir、開発コード名 TMC-435)が登場します

シメプレビルは2011年末に発売されたテラプレビルと同じC型肝炎ウィルスのNS3Aと呼ばれる部分のプロテアーゼを阻害する薬で、テラプレビルは第一世代のプロテアーゼ阻害剤ですが、シメプレビルは第二世代と言われるプロテアーゼ阻害剤です。このお薬は飲み薬で1日1回100mgを服用し、従来からある飲み薬のリバビリンと週1回の注射剤であるペグインターフェロンを併用します(このお薬単独では使用できません。必ずペグインターフェロン、リバビリンと併用します)。

テラプレビルとの大きな違いについてですが、まずそのすぐれた抗ウィルス効果にあります。genotype 1b、高ウィルス量(>5log)のC型肝炎症例において、テラプレビルとペグインターフェロン、リバビリン3剤併用治療における全症例での治療終了後24週目のウィルス陰性化率(SVR率)は73%ですが、TMC-435は約15%増しの88%くらいあります。シメプレビルとペグインターフェロンリバビリン3剤併用を12週間、その後ペグインターフェロンリバビリンを12週間行った症例で、前回のペグインターフェロンリバビリン治療で治療中一旦ウィルスが消失するか(Relapser)、ある程度効果があった(Partial Responder)のSVR率が約88%、前回のペグインターフェロンとリバビリン治療で2log未満のウィルス量低下にとどまったもの(Null Responder)のSVR率が約50%と、テラプレビルがRelapserのSVR率は88.1%、Null ResponderはSVR率が34.4%であったことを比べると、特にNull ResponderでのSVR率が比較的高いことが特徴です。

特筆すべきはその副作用の少なさです。テラプレビルの場合、かなり強い湿疹が出たり、高度の貧血になったり、血小板が低下したり、尿酸値が非常に高くなり腎機能が悪化する症例があったり、重篤な細菌感染症による敗血症症例が報告されていたりと、とにかく副作用が強いことが問題だったのですが、シメプレビルの場合はこのお薬に起因する副作用はほとんどなく、従来のペグインターフェロンとリバビリン併用治療よりも副作用が少ない傾向にあるなど、その副作用の少なさが際立っています。

この新しいプロテアーゼ阻害剤、シメプレビルはどのC型肝炎の方にも使用できるわけではなく、ウィルスのタイプが1型で、しかもウィルス量が5log以上と多い症例に限られます。ただ、1型高ウィルス量で今までペグインターフェロンとリバビリン治療でウィルス消失が出来なかった方もウィルス消失が50%の確率ですが、ある程度ウィルス消失も期待できますので、朗報と言える新薬ではないかと思います。

2013年6月時点の情報です。

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