市教委要請で旧軍展示に政府見解 ピースおおさか旧日本軍の加害行為に関する資料を集めた展示室=大阪市中央区のピースおおさか 大阪府市が共同出資し、旧日本軍による加害行為の展示で知られる財団法人博物館「大阪国際平和センター」(ピースおおさか)が、大阪市教育委員会の要請を受け、歴史認識に関する「政府の統一的見解」を指針とした改装計画を進めていることが2日、分かった。ピースおおさか関係者が明らかにした。 全国の平和博物館、資料館では展示内容を縛る同様の指針を設けたケースはなく、極めて異例。各地の博物館からは「政府の歴史認識に合わせるのは根本的におかしい。時の政権の方針に左右される恐れもある」との批判も上がっている。 【共同通信】
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