33年ぶり小学校開校へ 宅地開発進み人口急増で 木更津市立真舟小校舎が竣工

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完成した真舟小学校の校舎=1日、木更津市真舟2

 新年度に木更津市内の小学校としては33年ぶりに開校する市立真舟小学校(同市真舟2)の建設工事が完了し、1日、竣工(しゅんこう)式が開催された。同小の周辺は宅地開発が進み人口が急増している地域で、既存の小学校では児童を抱えきれなくなっていた。新校舎は中庭のある開放的なデザインで、児童約600人でスタートする。

 市教委によると、新興地の請西南、請西東地区の人口増に伴い、既存の請西小の児童数は千人を超え、適正とされる学級数を大幅に上回っていた。請西小までの距離も遠く、1時間以上かけて通学する児童もいた。

 市は、2011年10月に真舟小の新設方針を決め、市内では1981年度の八幡台小の開校以来、33年ぶりの小学校の開設となった。

 新校舎は鉄骨2階建てで、教室で囲まれた中庭に上履きのまま出られるなど開放的な建物。建設費は約25億4千万円。

 真舟、請西南、請西東などが学区で、請西小と木更津第二小からの転入生と新入生の計約600人、20学級で始まる予定。今後の人口増も見据え27学級まで対応できるという。

 竣工式で同市の水越勇雄市長は「歴史ある請西、真舟地区と、新しい請西南、請西東地区を融合させた活気ある学校になるよう支援をお願いしたい」とあいさつ。

 いずれも地元在住で、校旗を寄贈した斎藤勇さん(65)には表彰状が、校歌の作詞者・砂川風子さん(58)と作曲者・萩本亜矢さん(35)には感謝状が贈られた。



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