2014-03-03

プログラマー技術力なんていらない

すまん。タイトル釣りだ。

プログラマーにとっての技術力というのを、プログラミング言語やツールを使って問題を解決する能力だとすると、実はそれは優秀なハッカーであるための十分条件ではない。

優秀なハッカーであるためには、高い技術力を持つだけではなくて、問題を発見するという能力必要だ。オープンソース世界活躍している著名なハッカーたちに共通することは何か。それは「だれも問題にしていなかったことを問題だととらえ、それを解決するためのツールを作っている」ということだ。彼らが publish するライブラリは、いままで、誰も問題にしてなかったからこそ今まで存在していなかったわけだ。それを問題だととらえる、言って見れば問題発見能力こそが優秀なハッカーになるための条件なのだ

技術力なんて、勉強すればいくらでもあとからついてくる。というか、自分技術力を磨くのはプログラマーとして当然のことだ。それさえしないプログラマーはいます仕事をやめろ、お前の生産性マイナスだし、これからさきもずっとそのままだろう。ただ、問題発見センス、これはいくらプログラミング勉強したところで磨かれない(いや、ホントは多少身に付く。多少だけど)。この問題発見センスが多分「ハッカーとしての才能」なんだと思う。

ただ、「普通レベルに優秀なプログラマー」になるためにはその才能は必要なくて、勉強さえすれば普通のやつの上を行く技術力は身に付く、という希望を持つことができるのが、俺のような凡庸なプログラマーにとっては救いになっているという部分もあって、ああ人生という感じである

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