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【神奈川】

アンネの日記 目立たせ 被害防ぐ

特設コーナーに並ぶアンネ・フランク関係図書=中原区の市立中原図書館で

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 東京都内や横浜市の公立図書館で「アンネの日記」や関連書籍が相次いで破られた問題で、川崎市立中原図書館は二十八日、特設コーナー「アンネ・フランク関係図書」を設けた。一部の図書館でとられたカウンター内に避難させる対策とは逆に、「目立たせ、貸し出し、被害を防ぐ」という。 (山本哲正)

 単行本や文庫など、貸し出し中のものを含め二十八種類、三十冊をコーナーに並べる。利用者の反応はよく、この日も借りる人がいて半分ほどが貸し出されている状況だ。

 田辺浩嗣館長は「注目を集めたこの機会に、より大勢の人に読んでもらいたい」と話している。

 中原図書館は東急武蔵小杉駅直結の再開発ビルに昨年三月にオープン。最新の設備と四十五万冊の蔵書能力をもち、市の中央図書館の役割を担っている。

 他館にもブックトラック(移動棚)に載せ、カウンター近くで開架するよう指示を出した。 

 

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