三重 女子中学生殺害 １８歳少年を逮捕

3月3日 2時31分

去年８月、三重県朝日町の空き地で、中学３年生の女子生徒が殺害されているのが見つかった事件で、警察は、１日、高校を卒業した現場の近くに住む１８歳の少年を強盗殺人などの疑いで逮捕しました。
警察によりますと、事件に関わったことを認めているということです。

逮捕されたのは三重県朝日町に住む１８歳の少年です。
この事件は、去年８月２９日、三重県朝日町の空き地で、四日市市の中学３年生、寺輪博美さん（１５）が殺害されているのが見つかったもので、財布に現金が残されていなかったことなどから、警察は強盗殺人事件として捜査してきました。
これまでの調べで、女子生徒は発見される４日前の夜、四日市市で行われた花火大会から帰宅する途中、ＪＲ朝日駅近くのスーパーマーケットの前で「歩いて帰る」と言って友人と別れ、別の友人と携帯電話でメッセージのやり取りをしたのを最後に連絡が取れなくなっていました。
警察は、女子生徒の当日の行動を詳しく調べるとともに、周辺で不審な人物を目撃した人がいないか調べを進めてきました。
その結果、遺体が見つかった現場の近くに住む１８歳の少年が女子生徒を殺害して現金６０００円を奪うなどしたとして、２日夜、強盗殺人などの疑いで逮捕しました。
少年は、１日、三重県内の高校を卒業したばかりだということです。
警察によりますと、少年は事件に関わったことを認めているということです。
また、「女子生徒とは面識はない」と供述しているということです。
警察は、事件の詳しいいきさつを調べることにしています。