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最終更新:2014年3月2日(日) 18時7分

日本語のみで教える授業、豪小学校で始まる

 算数や歴史など、通常教える科目の半分を日本語だけで行う・・・オーストラリアのある小学校で、そんな大胆な教育プログラムが始まりました。

 「見て、聞いて、ちゃんと座って、手を上げて」

 オーストラリア東部・クイーンズランド州にある公立の小学校。ここでは、1年生3クラスの全科目の授業の50%を日本語のみで教えるという教育プログラムを、この1月に導入しました。授業中のルールはもちろん、泣き出す生徒をなだめるのも、全て日本語です。

 「大丈夫。とってもよくできた」

 「イマージョン・プログラム(没入法)」と呼ばれるこのプログラムは、算数など通常の科目も外国語で学び、母国語と同時に2か国語を習得していくというものです。脳の発達にも効果があるとされますが、オーストラリアで導入した小学校は、まだわずかです。

 日本に留学した経験もある、母親のミッシェルさん。息子が日本語だけの授業を受けることには不安もありました。

 「この子が本当に日本語で算数や歴史を学べるのかしらと心配しました。でも、やればできるんじゃないかって思いました」(生徒の母親 ミッシェルさん)

 実は、校長のウェブスターさんはもともと日本好き。さらに、地元・クイーンズランド州と日本が貿易でもつながりが深いことから、導入に踏み切りました。いざ募集すると、予定の3倍もの応募があり、驚いたと言います。

 「大きな反響がありました。75人もの生徒の親が日本語を学ばせたいと申し出たのです。バイリンガル教育を受けた生徒は母国語の能力も高まるという研究成果もあります。これはとてもポジティブな効果です」(ウェラーズ・ヒル小学校 ジョン・ウェブスター校長)

 最近では中国語を習わせる親が増えているオーストラリアですが、アニメなどを通じて、日本語はまだまだ親しみのある言葉だといいます。

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