三重・女子中学生殺害事件 強盗殺人容疑で高3少年に逮捕状
2013年8月、三重・朝日町で、花火大会帰りの女子中学生が遺体で見つかった事件。
2日、三重県警は、県内に住む高校3年生の少年(18)が、事件に関わった疑いが強まったとして、強盗殺人の容疑で逮捕状を取った。
四日市市に住む被害者が遺体で見つかったのは、隣町の朝日町。
逮捕状の出た少年は、現場のすぐ近くに住み、1日に高校を卒業したばかりの18歳だった。
三重県警が2日午後、強盗殺人の容疑で逮捕状を取ったのは、1日に卒業式を終えたばかりの高校3年生の少年で、警察の家宅捜索が行われた。
2013年8月29日、当時、中学3年生だった四日市市の寺輪博美さん(当時15)が、隣町の朝日町の空き地で遺体で見つかった。
25日に行方不明になってから、4日後の発見だった。
行方不明になったのは、寺輪さんが、友人と2人で花火大会に出かけたあとのことだった。
朝日町のスーパーの前で友人と別れ、歩いて自宅に帰る途中、午後11時前に、友人と携帯アプリ「LINE」で連絡を取ったのを最後に、行方がわからなくなっていた。
そして4日後、スーパーから500メートルほど離れた空き地で、変わり果てた姿で見つかった。
死因は窒息死で、現場には、寺輪さんの携帯電話や、現金が抜き取られた財布などが散乱していた。
有力な目撃情報が乏しい中、捜査が進められていた。
そんな中、浮上したのは、1日に卒業式を終えたばかりの高校3年生の少年だった。
少年について、同級生は、「みんなを盛り上げる感じで。一緒にいて楽しかったし、いい子です」、「(成績は)良かった。ほとんど上位くらい。中学校の時に野球していて、野球が好きっていうことは(知ってる)。(高校の部活は)入っていないです。(部が)強かったので、自分がついていけないって」と話した。
寺輪さんが殺害されてから、およそ半年、事件は急展開した。
警察は、容疑が固まり次第、少年を逮捕する方針。