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CASE-Jが立証したカンデサルタンの
レニン・アンジオテンシン系抑制効果 |
| 主要評価項目である心血管系イベントは両群ともに134例(5.7%)で、心血管系イベントを構成する突然死・脳血管イベント・心イベント・腎イベント・血管イベントいずれも両群間で有意差はなかった。なお、試験前半(18ヶ月まで)はアムロジピン群で、試験後半(18ヶ月以降)はカンデサルタン群で心血管系イベントが減少する傾向が認められた(図1)。カンデサルタンの持つレニン・アンジオテンシン(RA)系に対する強い抑制効果が、時間経過とともに発揮されるようになったことが示唆される。 |
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BMI高値例で一層強まるカンデサルタンの効果 |
一方、カンデサルタン群ではアムロジピン群よりも副次評価項目である新規糖尿病発症が36 %有意に減少し、BMI高値例においては、その傾向は強く出ていた(図2)。また、BMI高値(27.5 s/u以上)の肥満合併高血圧例において、カンデサルタン群ではアムロジピン群よりも全死亡が有意に抑制されたことも注目される
(図3)。その他の2次エンドポイントでは、左室肥大(左室心筋重量係数で評価)の有意な退縮も認められた(図4)。
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日本人の、日本人による、
日本人のためのエビデンス |
近年日本においても、肥満やメタボリックシンドロームの増加が指摘されている。そのような中で、BMIが高値の高血圧症患者において、カンデサルタンの心血管系イベント抑制効果が強く示唆されたことからCASE-Jは、まさに「日本人の、日本人による、日本人のためのエビデンス」と言える。
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