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元最高裁調査官が暴露 「裁判員制度が司法をダメにした」

楽天SocialNewsに投稿!
2014年3月1日 掲載
キャリア33年/(C)日刊ゲンダイ
「04年5月の制度導入決定後はその傾向があからさまだったので、竹崎氏の人事に疑問を抱く裁判官は多かった。刑事系を有利に取り扱うばかりか、地裁や家裁の裁判長の人事にまでその方針が及んでいた。能力が乏しくても竹崎氏に近いと優遇される例もあった。こんな好き勝手ができたのは、個々の裁判官の能力やモラルが低下し、事なかれ主義が蔓延しているから。閉鎖された世界だから、内々の人事がメディアに叩かれることもない。だから、こうした人事に抵抗するどころか、迎合する傾向もあったほどです」

 確かに近年は児童買春や職員へのストーカー、電車内での盗撮など、裁判官の不祥事を耳にすることが多くなった。

「裁判官は全国に3000人しかいない。それなのに、問題が次々と起きている。表に出ないものもあるはずです。そもそもハラスメントに対するガイドラインもない組織。組織内のパワハラや嫌がらせがあっても訴える窓口がありません。ストレスから犯罪に走ったり、自殺するケースもあります」

 裁判の質の低下で被害を受けるのは国民。大手メディアは瀬木氏の主張を黙殺しているが、なぜ問題が起きているのか、しっかり監視すべきである。

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