名古屋市のナゴヤドームで1日にあったプロ野球オープン戦で、鳴り物による中日ドラゴンズへの応援がなくなった。トランペットや太鼓、大きな旗などを使った応援は日本野球機構(NPB)側の許可を得た団体でないとできないが、現時点で許可された東海地区の中日の応援団がないため。

 NPBは球場から暴力団関係者を排除するため、12球団などと協議会を作り、対策に当たっている。以前、プロ野球の応援団に暴力団関係者が関与し、チケットを転売するなどして資金源とするケースが指摘され、NPBは2006年から応援団を認可制とした。現在、スタンドで鳴り物を使う応援団は協議会の許可が必要となっているが、現時点で東海地区の中日応援団は得ていない。鳴り物は日本のプロ野球ではおなじみとなっているが、ナゴヤドームでの中日の応援では当面、消え続ける可能性がある。

 この日、右翼席に多く陣取った中日のファンはメガホンをたたいたり、選手の応援歌を歌ったりして、鳴り物なしで試合を盛り上げた。一方で左翼席に集まった対戦相手のDeNAベイスターズの応援団からは従来通り鳴り物が響き、大きな応援旗を振る姿も見られた。