2014年02月28日

◆ STAP細胞は真実らしい

 まだ明言できないが、STAP細胞はどうやら真実らしい。(たぶん。)

 ──

 私は三日前に、「 STAP細胞は誤認だ」という仮説を述べた。
  → STAP細胞は自家蛍光か?
  → STAP細胞は Muse細胞か?

 しかし昨日、読者からの指摘を受けて、論文の video を見ると、この仮説は否定された。
( ※ したがって、上記の2項目については訂正文を入れた。修正済み。)

 一方、捏造説もありえない。マウスの蛍光画像を撮るには、若山さんの協力が不可欠だが、それはありえないからだ。また、バカンティ教授も猿の神経細胞の実験をしていることからして、こちらも捏造はありえない。
( ※ 小保方さん一人が捏造したことはありえても、三人が共謀して捏造をしたという組織的な捏造はありえそうにない。これまでの歴史上の捏造はすべて単独犯であり、組織的な捏造などはあったためしがない。一人の信用に疑問符が付くことはあっても、三人の信用にすべて疑問符が付く可能性は非常に低い。)
 さらに言えば、上記の video も、とうてい捏造で作ったものだとは思えない。
( ※ もっと詳しい話は → 前項
 
 以上からして、次の二点はほぼ否定される。
  ・ 誤認説
  ・ 捏造説


 となると、残るのは、「真実である」ということだけだ。いかに真実らしくなくとも、論理的にそれしか残らなければ、それが真相なのである。
 つまり、「STAP細胞は真実である」というのが真相であることになる。

 ──

 すると、残るのは次の疑問だ。
 「なぜ再現性が低いか?」

 再現性が低いことは、この分野ではよくあることだ、という指摘もある。とはいえ、再現性が低いのが判明していれば、小保方さんの段階ではっきりと気づいていたはずだ。
 とすると、小保方さん自身の環境では、再現性は低くなかったのだろう。つまり一般的には、よくわからない何らかの理由で再現性の低さがあることになる。
 では、それは? 

 ここまで考えるとは、話は以前に戻る。
 冒頭の2項目(誤認説)は、2月25日の項目だが、それ以前の段階では、「再現性の低さが理由だ」と私は述べていた。
  → STAP細胞の再現性
  → STAP細胞と細胞分裂 (原理・再現性)
  → STAP細胞の再現性が低いわけ
  → STAP細胞は捏造か? ノー。
 これらの項目は、再現性の低さについて言及している。特に最後の項目では、こう述べた。
 「 STAP細胞の公開論文は、部分的に真実を示しているが、未完成である。追試で再現ができないのは、情報不足であるからだ。その情報については、小保方さん自身もまだ突き止めていない」

 以上の話を書いたあとで、私は「誤認説」に向かったが、その「誤認説」はすでに否定された。つまり、道を間違えた。
 道を間違えたのならば、間違える前に戻って考えるといい。そこで、上の4項目に戻る。そして、あらためて考え直す。
 再現性が低いわけはいったい何か? 

 ──
 
 ここで、新たに次のアイデアを思いついた。
 「 STAP細胞の再現性に重要なのは、細胞にかける圧力である」


 そもそも STAP細胞の原理から考えるといい。
 「生物にはもともと幹細胞が含まれていると考えられていたが、実は、細い管で選別している途中のストレスによって新たに幹細胞が生じたのだ」


 これが STAP細胞の原理だった。(最初のアイデア。)
 のちに、「酸性溶液にひたす」というアイデアが出たが、これでは( or これだけでは)再現性が低いことが判明している。……これが現状だ。

 そこで、私としては、新たに上記のアイデアを出すわけだ。
 「単に酸性などのストレスをかけるだけでは駄目だ。圧力をかけることが大切だ。圧力こそが STAP細胞の作成の核心だ」


 このアイデアの根拠は、次のことだ。(再掲)
 「できたてであること自体は、多能性をもたない。ただし、できたての細胞になる途中(細胞の形成の途中)が問題だ。ここで、強いストレスを受けると、新しい細胞(細胞分裂でできる細胞)は、不完全となる。つまり、誕生後に特定の細胞になる過程が完遂されない」

 「細胞分裂がなされて娘細胞ができたあとで、DNA がはっきりと固まるまでには、ある程度の時間がかかる。その時間が終わらないうちであれば、細胞分裂の途中状態の余韻がまだ残っている。その時期にストレスをかけることで、DNAがはっきりと固まらない状態のままとなる」

 STAP細胞は、既存の古い細胞が変化したものではなくて、細胞分裂によってできた新しい細胞である。
 新しい細胞は、できる途中で、過程が不完全となった。そのせいで、機能の特定化を喪失した。つまり、未熟だった。その未熟さが、多能性と呼ばれるものだ。

 つまり、STAP細胞における多能性というのは、何らかの新しい機能を獲得したものではなくて、本来果たされるべき機能が果たされなかったがゆえの、未完成さのことなのだ。(その未完成さが、STAP細胞の多能性である。)
( → STAP細胞の再現性が低いわけ

 STAP細胞というのは、いわば、「壊れかけた細胞」である。特に、DNAの状態が大きく変化している。そのためには、酸性とか温度とかが強く影響するとは思えない。一方、圧力ならば、強く影響するだろう。細胞が壊れかけることもあるはずだ。

 STAP細胞の作成では、50ミクロンの細管を使ったという。これは細胞の大きさの数倍程度の大きさだ。ここに細胞を詰めて通すことで、細胞に圧力をかけた。……その圧力のかけ方が、再現性のポイントなのかもしれない。

 とりあえず、ここに仮説という形で、上のアイデアを示しておこう。(「圧力説」と呼んでもいい。)



 [ 付記1 ]
 「圧力説」が正しければ、このアイデアは先の特許に含まれていないから、新たに特許の対象となる。どうなりますかね。

( ※ 細かい話を言うと。……私がここに書いてしまったから、もはや公知のアイデアとなり、特許は誰も取れないかも。しかしながら、綿密に圧力条件を規定すれば、特許を取れるかも。が、どっちにしても、私には1円も入ってこないことは確実。   (^^);  )

 
 [ 付記2 ]
 小保方さんの論文に難点がいっぱいあることが指摘されているが、それは、次のように解釈することができる。
 「頭はあまり良くないが、実験がものすごくうまい」
 こういう人は、けっこう多い。それで片付くはずだ。
 むしろ、山中さんみたいに頭も切れて実験もうまい、という人の方が珍しい。
 ついでだが、院生に一番多いタイプは、「頭がいいと自分で自惚れている人」でしょう。本当に頭がいいのは、本サイトに来た「研究者A」さんみたいな人だが、そういう人はとても少ない。

 [ 付記3 ]
 新聞記事の引用。若山さんへのインタビュー。
 −−うまくいったのか

 「数え切れないほど失敗を繰り返した。もう駄目かと思ったときは何度もあったが、小保方さんは絶対に諦めなかった。人一倍の知識と勉強量を武器に失敗の原因と次の作戦を考え、条件を変えて夜通し実験を繰り返し、新たな細胞を作り続けていた。必ず成功させたいという気持ちが伝わってきた」

 −−弱酸性溶液に細胞を浸すことが決め手になった

 「23年11月、今日も失敗だろうと思いながらマウスの胎児に紫外線を当てると、全身が緑色に光った。あり得ないことが目の前で起き、口も利けないほど2人で驚いた。感動で全身に震えがきた。小保方さんも泣きながら喜んでいた。並外れて粘り強い小保方さんでなければ、成し遂げられなかっただろう」( → 若山照彦・山梨大教授に聞く

 この証言からしても捏造とは思えない。

 また、「弱酸性溶液に細胞を浸すことが決め手になった」とのことから、圧力だけでなく、弱酸性溶液にも何らかの効果があったのだろう。それは「ストレス」とは別のもので、圧力の効果を増すような何らかの作用だったのだろう。……そう推定できる。(私の仮説)



 【 関連サイト 】

 → 若山さんへのインタビュー(英文)









 [ 余談 ]



※ これのみ、虚構ツイートです。 バカッター向け。

 
posted by 管理人 at 18:52 | Comment(57) | 科学トピック このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
心情擁護派,心配性故に懐疑派の単なる素人・文系です。
文系ですが動画について偽造がそこそこスキルが要るのではというのは理解可能ですので,その点に着目されて,stap実在を指摘される管理人さんの見解に期待したいです。
N誌論文フリー化以前は理研プレスリリースの動画しかなく,なんか細胞質喪失だけ=蛍光は自家蛍光という話に引っ張られていましたが,もと論文動画(これも実はどれを見ればいいのか素人にはなかなか分からない)で緑色の細胞?が生きて動いているような様子は見て取れました。
管理人さんのブログのコメント欄に鋭い指摘をいただいた研究者Aさんのご指摘の「8割死滅」とか何日目からとかは素人にはよく分からないのですが,動画が継続して記録されており,蛍光する細胞が死滅したものとはいいにくいことはよく分かりました。
管理人さんの考察などから,今次の発見が真実である希望を見出せました。
この件,いろんな指摘と憶測が乱れ飛んでいます。
直近でいえば,メソのコピペですが,私が見る限り明らかにコピペであるだけでなく,修正途上で力尽きたような不体裁な記述という感じがします。ここから感じるのは,なんか異常にせかされていたというような背景です。
急かす要因がヘンなものでないなら,その実態について,同じような立場におられる方々が指摘し,声をあげていただければと思います。
Posted by 単なる素人 at 2014年02月28日 20:04
ブログ記事を読ませていただきました。
興味深い説を述べられていて面白かったです。

ただ、圧力が重要なのではないか、と他のストレス条件よりも圧力を推す根拠がよくわかりませんでした。
と言っても、そこは別にツッコミたいところではありません。

それよりも、細胞分裂の後、DNAがかたまる前にストレスを与えることで、未分化な状態っぽくなるんじゃないか、という発想が面白かったです。

一度決定した細胞の運命がどのようにして維持されているのか私はよく知らないんですが、これを読んでDNAやヒストンのメチル化とか、クロマチン構造といったエピジェネティックな機構が関与しているのかな、と連想しました。

細胞分裂に際して、DNAが半保存的複製をすることは常識となっていますが、新生されたばかりの片側のDNA鎖にはまだエピジェネティックな修飾は入っていないはずなので、このときに何か特殊な条件にさらされることで、細胞の運命維持に関わっているようなエピジェネティックな制御(が存在するとして、それ)から外れることもあり得るのかな、と思いました。

もし仮にそうだとすれば、STAP細胞作製のキーは、細胞周期のS期でストレスを与えることなのかもしれません。
そう考えると、再現性が低い理由が説明できるような気がします。
というのも、これは結構シビアな条件だからです。
ストレスを与える時間は短いし、生体から取ってきただけの細胞は同調しているわけでもないので。
まして、増殖が盛んでない組織の細胞はあまり分裂自体していないですしね。
Posted by ねこ at 2014年02月28日 20:15
> 他のストレス条件よりも圧力を推す根拠

 実験をするためには、根拠は必要ありません。なぜなのかわからなくても、とにかく実験が成功すれば、それで成功です。根拠を考えるのは、実験が成功した後のことであり、前ではありません。
 実験の前には、根拠よりも、幅広さが必要です。私はすでに「温度」「時間」という条件が重要だろう、と述べました。(前出)
 しかし、それ以外にも、別の条件が考えられます。そこで新たに「圧力」という条件を出しました。それが妥当であるか否かは、実験結果を見てから判断すればいいのであって、今の段階は妥当性は不要です。
 このような「幅広い思考力」が実験では大切です。そのことで、他人にはできない実験をすることができて、画期的な業績を上げることもできます。小保方さんはそういうタイプだったと思えます。
 一方、「根拠は何か」とじっくり考える人は、実験の分析のあとで原理を考える理論家には向いていますが、実験家には向いていません。
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 21:14
 最後のあたりに、引用ツイートを追加しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 21:24
 [ 付記3 ]を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 22:05
記事中に、

>このアイデアの根拠は…

と書いてあったので、それ以降の部分を興味を持って読んだのですが、そこから

>特に、DNAの状態が大きく変化している。そのためには、酸性とか温度とかが強く影響するとは思えない。一方、圧力ならば、強く影響するだろう。

という発想に至った理由がすんなり理解できなかったのです。

実験結果を見てから妥当かどうか判断すればいい、というのはその通りだと思います。
私が気になったのはそういうことではなくて、そもそも仮説を立てるにあたって、どのような知識や経験に基づいて、どのような思考をしたのだろうか、というところです。

純粋な興味でお訊きしたいのですが、

>そのためには、酸性とか温度とかが強く影響するとは思えない。一方、圧力ならば、強く影響するだろう。

この部分に関して、特に圧力がDNAの状態変化に強く影響しそうだ、ということを示唆するような報告などはあるのでしょうか?
もしくは反対に、酸性度や温度などはDNAの状態変化にあまり影響しそうにない、ということを示唆する報告などはあるのでしょうか?

もし、それらがないならば、どうして管理人さんは仮説として、圧力を推したいと思われたのでしょうか?
Posted by ねこ at 2014年02月28日 22:15
 というか、圧力以外には考えにくいんですよね。ほかに別の要因があるならともかく。
 妥当性で言うと、50%の可能性はなくて、他のものが10%以下だから、30%ぐらいはありそう、という個人的な感触です。納得できなくても構いません。納得できなければ、実験しないでいいし。これを読んで納得した人だけが実験すればいい。誰もが納得する必要はありません。
 ま、競馬の予想と同じようなものです。予想の根拠を問うのは馬鹿らしい。
 今回の例では、ローリスク・ハイリターンだから、当たったときの利益を信じた人はすごく得をするかもね。そういう話です。
Posted by 管理人 at 2014年02月28日 22:21
なるほど、競馬の予想と同じような感覚で述べた説、ということですね。
わかりました。
そういう仮説も嫌いではないです。
誰か実験してくれるといいですね☆
Posted by ねこ at 2014年02月28日 22:55
管理人さんの洞察力を高く評価している私は、自身の洞察力にもちょっとだけ自信があります。(笑)
なので、必ず管理人さんが「STAP細胞は真実」という見解に達するはずと考えてました。
なので
本記事はやっぱり・・・思っていたとおりなのです。

ところで
小保方氏は「細胞にストレス与えれば初期化する」説ですが、管理人さんは初期化ではなく「初期段階段階ストップ説」ですね。

管理人さんの並外れた洞察力で「初期化=リセット」があるとすればこうだろううんぬん・・・みたいな見解を出せませんでしょうか?
Posted by ムギ at 2014年02月28日 23:19
Vacanti氏の猿の実験を信じる理由は?私はstapが本当でもこの実験はあやしいと思います。追試の失敗が積み重なる以前のことですが、「実験には論文に書かれていない微妙な部分があるのでは」と聞かれたかれは、「そんなことない、追試も簡単なはず」と述べておられました。当然大ウソです。現在の事態と重ね合わせると、彼は実験の詳細を把握していなかったということなのでしょう。従って猿での実験なんて益々無理だと思います。

Boston globeのvacantiさんの紹介記事は読まれましたか。彼に非常に好意的なスタンスでかかれていますが、それでも彼が幹細胞研究の素人であり、自らの仮説を実証する技術がなかったとあります。小保方さんを学生にとったのは、そこを補ってもらうためです。キメラを作って多能性をテストするるのも、小保方さんが若山先生に依頼してはじめて可能になりました。
そして、若山先生にのような専門家を巻き込んだ事が彼の信頼性を増すのに寄与した、と書いてあります。
つまり、アイデアはともかくテクニックでは理研に便り切っていたように読めます。
上記のウソと重ね合わせると、vacanti発表を直ちに信じるのは危険だと思います。
Posted by taro at 2014年03月01日 01:59
> 当然大ウソです。

 この件は「誤認」で済ませられると思います。つまり、「どこが核心であるか自分でもわからなかった」という状況。小保方さん自身が知らなかったし、他人も知らなかった。自分でも知らないうちに宝を手にしていた、という状況。

 似た文章を引用すると、下記。
Moyes is looking outside for gold, not realising that he already has a true gem in his hands.
 モイーズはゴールドを求めて外に目を向けているが、既に宝物を手にしている事に気が付かない。
http://footballnet.2chblog.jp/archives/36659516.html

> vacanti発表を直ちに信じるのは危険だと思います。

 なるほどね。ま、弱い状況証拠の一つという程度にしておいてください。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 07:05
> vacanti発表を直ちに信じるのは危険だと思います。

 実は、私が述べたことは、「 vacanti発表は正しい」ということではなくて、「捏造説が成立するとしたら、小保方・若山・バカンティの三人が共謀して捏造するという組織的な捏造が必要だ」ということ。そして、それを「ありえない」と否定している。
 vacanti発表は、それ単独では信じがたいところもある。とはいえ、三人がそろって共謀したというのは、とうていありえそうにない。そういう趣旨です。
 「AかつBかつCはありえない」ということ。
 一方、捏造説が成立するには、「AかつBかつC」が必要となる。
 だから捏造説は成立しない、という結論。vacanti発表の真偽は特に重要ではない。間違っているかもしれない。誤認かもしれない。ミスかもしれない。だとしても捏造はありえない。そういうこと。

Posted by 管理人 at 2014年03月01日 09:41
>まだ明言できないが、STAP細胞はどうやら真実らしい。(たぶん。)

・まだ明言できないが
・どうやら〜らしい
・(たぶん。)

ここまで推測・持論を強調しないと突っ込まれるようになったんですね。。。
Posted by じん at 2014年03月01日 10:39
 冒頭付近に次の一段落を挿入しました。
 ──

( ※ 小保方さん一人が捏造したことはありえても、三人が共謀して捏造をしたという組織的な捏造はありえそうにない。これまでの歴史上の捏造はすべて単独犯であり、組織的な捏造などはあったためしがない。一人の信用に疑問符が付くことはあっても、三人の信用にすべて疑問符が付く可能性は非常に低い。)
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 12:27
 小保方さんのIT技術力はかなり低いようだ。というのは、日常的に使っているパソコンがノートパソコンであるからだ。 機種は lets note sx
  → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140207-00000010-mycomj-sci
  → http://j.mp/1hLqnAU

 ノートパソコンでは高速打鍵はできない。高いIT技術力をもつ人が使うはずがない。
 実際、例の画像の加工もきわめて稚拙だったから、IT技術の低さはわかる。
 当然ながら、動画をIT技術で捏造したことはありえない。
  → http://openblog.meblog.biz/article/21221762.html

 動画をバイオ技術で捏造することは可能だろうが、その場合には、組織的な捏造が必要となる。この件は、別に否定した。(すぐ上のコメントを参照。)


Posted by 管理人 at 2014年03月01日 12:34
>ノートパソコンでは高速打鍵はできない。

USBキーボードをつければ、普通にできますよww

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-K120-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89/dp/B00BJZ2JWC/ref=pd_cp_computers_0

1000円もかけずにAMAZONから買えるようです。

Posted by じん at 2014年03月01日 12:49
> USBキーボード

 そのキーボードが、写真には見当たらない、というのが理由です。
 http://news.mynavi.jp/photo/news/2014/02/07/046/images/001l.jpg
 キーボードを使っているなら、大型ディスプレイの前にキーボードがあるはずなんだけど、ノートパソコンのキーボードしかない。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 13:02
分野外の研究者ですが興味深く拝見させて貰いました。
上で「圧力」を可能性の高い条件として想定されてましたが、私も同意です。
温度やpHよりも圧力は時間的に高速に変化させる事が可能な物理条件なので、再現条件が厳しいとするなら最低でも圧力と印加時間の二次元条件で探索が必要です。(方向もあればさらに次元が増え、段階的圧力変化が必要なら上昇速度・下降速度も要素として必要)
一方、pHも温度も細胞に浸透するのに比較的時間がかかりますし、特殊な装置(例えば温度ならパルス光)でもない限り、ほぼ定常な条件でしょうから、一次元探索で再現条件を探すのはそれほど複雑ではないでしょう。
細管を通して圧力をかけたのであれば、通す速度、細管にかける圧力、内管壁のぬれ特性、内径、管の長さ、細胞の存在密度などで時間と圧両方に影響を受ける可能性があり、操作者によって条件が安定せず、再現性が非常に厳しくなるのではと愚考したりして楽しかったです。
Posted by YO at 2014年03月01日 13:14
見当たらない=使っていない。
見えないものは存在しない?
安直過ぎませんか?


Posted by じん at 2014年03月01日 13:14
 見えないからないんじゃない。あるべき位置を別のものが占めているんです。
 あなたの存在する位置に私は存在できない、ということ。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 13:38
Let's noteでも速く打てますけど。
手の小さい女性にはむしろ打ちやすいかも。
それよりLet's noteのグラフィック性能では動画編集は厳しいのではないでしょうか。
Posted by 単なる素人 at 2014年03月01日 13:55
>見えないからないんじゃない。あるべき位置を別のものが占めているんです。

あ〜なるほどww
写真でいうと彼女の後ろにキーボードがあるかもしれないって事も十分ありえますねw
Posted by じん at 2014年03月01日 14:01
天才プログラマと呼ばれるような人たちでもノートパソコンを使います。
・Mark Elliot Zuckerberg
http://www.owasoku.com/articles/21037.html
http://graphity.hateblo.jp/entry/2013/10/29/234223
・Alexander Peslyak
http://www.securite.org/hal/solar-dug.jpg
・登大遊
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0401/08/news095.html

どんなパソコンを使っているかで、その人のIT技術力を推測することなんてできないんですよ。

>ノートパソコンでは高速打鍵はできない。高いIT技術力をもつ人が使うはずがない。
>実際、例の画像の加工もきわめて稚拙だったから、IT技術の低さはわかる。
わかったのは小保方さんのIT技術の低さじゃなくて、管理人の馬鹿さでしょ。
Posted by Onamae at 2014年03月01日 14:42
> by Onamae

 上の画像は条件的にデスクトップ機を使えない状況が多い。
  ・ 膝の上。
  ・ 机が狭すぎる
  ・ 大学で持ち運びする

 小保方さんみたいに自分専用のデスクがある状況とは異なる。
 私だって仕事はデスクトップ機だが、移動のときにはノートパソコンを使う。ノートパソコンを使わないわけじゃない。
 Zuckerberg は、今はプログラムなんかしなくて、経営が主体なんだから、ノートパソコンが妥当。
 いずれも小保方さんとは条件が違いすぎる。私は小保方さんの話をしているのに、他の人の話をしても無意味。
 ついでだが、ゲイツもノートパソコンを使っているだろうし、ジョブズはiPadを使っていただろうが、二人とも高速打鍵を必要とする仕事環境とは異なる。ただし二人とも、若くしてプログラムをしていたころなら、まともなキーボードを使っていたでしょうね。

> 管理人の馬鹿さでしょ。

 それが言いたいだけでしょ。それだけ書けばいいのに。2字で済むことを大量に書くのは無駄。

Posted by 管理人 at 2014年03月01日 14:51
>これまでの歴史上の捏造はすべて単独犯であり、組織的な捏造などはあったためしがない。一人の信用に疑問符が付くことはあっても、三人の信用にすべて疑問符が付く可能性は非常に低い。

捏造の可能性の否定としての上記の根拠について、W歴史上の捏造はすべて単独犯であり組織的な捏造などはあったためしがないWというのは、何かしらの限定的な範囲上に限っての話でしょうか?
一般的には織的な犯罪というのは珍しいものではないと思います。昨今では食品偽装事件なども巷を賑わせましたし、警察や国家レベルでの隠蔽なども過去に振り返れば枚挙を問わないのではないでしょうか。
範囲を限定しての話であれば、明確に記して頂けると根拠として信頼し易いと思います。
Posted by 読者です at 2014年03月01日 14:53
> 範囲を限定しての話であれば、

 すでに実績のある高名な学者である、ということ。
 すでに成功しているのに、その成功を無にするような馬鹿げた犯罪をするはずがない。自分のメリットになるわけでもないのに。

 たとえば、小保方さんが 100万円もらうことを目的として、すでに成功した有名人が銀行強盗をするはずがない。やる意味がないでしょ? ハイリスク・ローリターンの典型。
 成功しても得るものはほとんどなく、失敗すればすべてを失う。そんな馬鹿げたことを、きわめて知性の高い人がやるはずがない。
 
 例。
 コインの裏か表かを当てるゲーム。
   うまく当てたら、10円上げます。
   はずれたら、あなたの全財産を奪います。
 このゲームを、あなたはやりますか? よほどの馬鹿ならやるかもしれないけどね。

 ──

 一般的な組織犯罪は別です。今回のような特殊事情のある場合(学術捏造)にのみ成立します。
 範囲は「捏造」ともともと明示しています。質問への回答は、もともと書かれています。

Posted by 管理人 at 2014年03月01日 15:07
三人の立場は所属も身分の安定性も全然違います。
「STAPを発表した場合」のリスクとベネフィット
「発表しないでそのままでいた場合」のそれ。
そして、それが嘘と知っていたときには、「ばれたときに失うもの」、嘘を見抜けなかったときはやはり「失うもの」全部当人の身になればわかりやすいです。

あと、
「秘密はそれを知る人が多ければ多いほど漏れやすい」この辺を考えると「単独犯が多い」に普遍性がでてくるのがわかるのではないでしょうか?

蛇足ですが、「どうしてできるか正直わからない、けど確率は低いが確かにできる」という報告を部下がした場合に、上司がどう考え、どういうプロセスを経て外部発表に至るのか、も考えると興味深いですよ。
Posted by YO at 2014年03月01日 15:21
>小保方さんとは条件が違いすぎる。私は小保方さんの話をしているのに、他の人の話をしても無意味

無意味ではないと思う。
そもそも

>ノートパソコンでは高速打鍵はできない。高いIT技術力をもつ人が使うはずがない。

という発言に対してOnamaeさんは、IT技術力の高い人がノートパソコンを使用している例をいくつか示したわけだから。そもそもノートPCを使っているからIT技術力が高くないなんて、発想が全く論理的じゃないんですよね。

Posted by じん at 2014年03月01日 15:23
ご回答ありがとうございます。
論文関係者の社会的地位を背景に、ということですね。
小保方さん自身は期間付き研究員という不安定な立場で、リスクを負ってでも得たい対価がある可能性も否定出来ませんが、共著者の方達も含めるとリスクの方が大きいと考えるのが自然かもしれません。(よほどの事情があった場合や影響力の大きさを想定出来ないような手落ちがない限りは)
Posted by 読者です at 2014年03月01日 15:28
> ノートPCを使っているからIT技術力が高くないなんて、発想が全く論理的じゃない

 別に科学法則を導いているわけじゃないし。
  ・ 一般的傾向であり、例外多数あり
  ・ モバイル環境(移動業務)は適用外

 と見なせば、そこそこ妥当性はあるでしょ? 
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 15:47
ばかばかしい。
そもそも画像や動画に手を加えるのに、高速打鍵なんて必要ないし、高度なレタッチができてもタッチタイピングすらできない人なんて腐るほどいる。
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 16:15

> ・ 一般的傾向であり、例外多数あり
> ・モバイル環境(移動業務)は適用外

例外多数なら、どんな話にも妥当性が生まれるでしょうねwwww
Posted by じん at 2014年03月01日 16:18
また、仮に小保方さんに画像や動画の偽造で業績をあげているという自覚があるなら、その証拠となる高性能なデスクトップPCをPR写真では隠すぐらいのことは当然考えられる。
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 16:20
動画まで作ってしまうほど周到に準備しても、再現実験ができなければ嘘がバレるのですから、なんだかチグハグな感じがあります。
Posted by 田中 at 2014年03月01日 17:01
> 動画まで作ってしまうほど周到に準備しても、再現実験ができなければ嘘がバレる

 これは鋭い指摘ですね! 
 たしかにその通り。Nature に捏造論文を掲載して、大問題になったら、絶対にバレる。どうせ捏造したなら、あまり話題にならないように、小さな学術誌にするべきだった。また、あまり話題にならないような小さな成果にするべきだった。
 これほど画期的な成果で、Nature に掲載依頼するなんて、捏造だったとしたら絶対にありえないことだ。まるで「死刑にしてください」と飛び込むようなものだ。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 18:09
>これほど画期的な成果で、Nature に掲載依頼するなんて、捏造だったとしたら絶対にありえないことだ。まるで「死刑にしてください」と飛び込むようなものだ。

管理人さん、判断力鈍ってない?
こんな理屈で捏造を否定できるなら、過去に大問題となった幾多の捏造はすべてありえなかったことになっちゃうでしょ。
ヘンドリック・シェーンや黄禹錫は捏造論文がサイエンスに掲載されたけど、この人たちにも「サイエンスに投稿するなんて自殺行為だ、だからこの人たちは捏造してなかったんだ!」って言えるの?
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 18:29
逆じゃないですか?
Shoneも黄も投稿して多数の注目を浴びた結果で学界的には死亡してますが。

同じことすれば「死ぬ」とわかっていることを敢えてするか?ということ。今の地位をかなぐり捨ててでも。
Posted by YO at 2014年03月01日 18:37
あ、shoneじゃなくてSch\"on でしたね
Posted by YO at 2014年03月01日 18:39
一応断っとくと、僕自身は小保方さんが捏造したとは思ってない。
ここで言ってるのは単に、ここしばらくの管理人さんのコメントがひどすぎるって事。


>同じことすれば「死ぬ」とわかっていることを敢えてするか?ということ。今の地位をかなぐり捨ててでも。

普通に考えればそうでしょうけど、そもそも捏造なんてことをする時点で普通じゃないんだから、そんな人が普通の思考をしていると考える必然性もないでしょう。
さまざまなプレッシャーがあって、正常な判断ができない状態にあったのかもしれないし。
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 18:45
それが所属も立場も違う三人(1人は権威)になってるから、可能性はかなり低いって話でしょう。

動画だけを根拠にNatureが論文を通すはずはなく、それだけなら即rejectでしょう。実際に二度rejectしてるそうですし。専門外なりに論文DLして見てみましたが、PCRの遺伝子解析結果や、胎盤にならないはずの他のES細胞など証拠を積み上げて誤解・捏造の可能性を徹底してつぶして、Natureが否定できないまでやったからこそacceptされてると思います。雑誌側もSchonで懲りてるはずですしね。

全部捏造で掲載まで押し切るには画像加工なんてなんてレベルでは済まず、個人では無理なことは確定的です。そういうシチュエーションであったこともも補強材料だったかも。


>ここしばらくの管理人さんのコメントがひどすぎるって事。
まあIT能力云々はどうかと思いましたけど。枝葉末節過ぎてどっちもどっちという感じ。でも本文はとても感銘受けましたよ。私は。

Posted by YO at 2014年03月01日 18:53
>まあIT能力云々はどうかと思いましたけど。枝葉末節過ぎてどっちもどっちという感じ。でも本文はとても感銘受けましたよ。私は。

枝葉末節だってのはそのとおりです。
ただ、コメント欄であっても、あまりに下らない考察を立て続けに披露してたら、本文の内容も、その程度の思考能力で書いたものなんだと思われかねないよ、ってことを言っときたいだけです。
(お粗末な画像のせいでSTAP論文全体の信憑性が疑われてるのと似たようなものです)
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 19:07
管理人さんは
・ノートPCぐらいしか持ってない
・切り貼り痕などよくわかる
これと、捏造なら見事すぎる動画がちぐはぐだって言いたいだけだったんでしょうけどね。

何故かnotePCだけずっと突っ込んでやり合ってるし。うまく煽られちゃった感じ。

ちなみに、
画像がお粗末ということですが、例えばPCRの切り貼り。論文見ましたが、あれ、画像強調しなくても普通にLCD上で輪郭見えます。つまり、Nature側も最初から認識有った。だって「普通のリンパ球はこうなる」って実例を横に並べてるだけなんですもん。全然本質じゃない。スペースがあったからそこに貼ったんでしょうね。
Posted by YO at 2014年03月01日 19:27
Posted by じん at 2014年03月01日 10:39
同じ名前を騙ってる”じん”がいるみたいですね。
私が投稿したのは↑のみ。
Posted by じんざ at 2014年03月01日 19:40
 ↑ ホントだ。変だと思っていたんだ。
 なりすましの方は、コメント禁止にしておきました。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 19:56
>・切り貼り痕などよくわかる
と、
>捏造なら見事すぎる動画
とがちぐはぐだって言うだけなら問題ないけど、それに
>・ノートPCぐらいしか持ってない
を加えるのがばかばかしいって言ってるんです。

そもそも、「ノートPCしか持ってない」ってことのソースがマイナビの箸休め的記事でしかなくて、さらにその記事がソースにしてるのが、理研ウェブサイトの写真だけだっていう。


>論文見ましたが、あれ、画像強調しなくても普通にLCD上で輪郭見えます。

僕も見ましたが、少なくとも僕にとっては、ディスプレイに顔を近づけて、目を凝らして注意して見て、やっとわかるって程度ですね。
あらかじめ「レーン3がおかしい」とわかっていなければまず気がつかないと思います。
だから、
>つまり、Nature側も最初から認識有った。
ってのは同意しかねますね。

あと、問題は画像の質だけじゃなくて、例えば、ネイチャーの画像利用のガイドラインには、この手の切り貼りはしちゃいけないってはっきり書いてあるんです。
件の画像はこれに明らかに反している。
他にも、レーン3にGLのバンドが出てないのはどうしてかって疑問も指摘されてます(http://blog.goo.ne.jp/motosuke_t/e/0f83da31266896392e8491604ce678d4)
とまあ、いろんな意味で「お粗末」なんです。
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 20:06
> マイナビの箸休め的記事でしかなくて

 私のコメントももともと箸休めコメントなんだから、そんなどうでもいい話にいつまでも突っ込まなくても。……
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 20:10
>私のコメントももともと箸休めコメントなんだから、そんなどうでもいい話にいつまでも突っ込まなくても。……

箸休めだって明示してあればそれでいいんです。
実際は、管理人さん自身がいつまでもむきになって相手してるから、「まあ、箸休めですから」で撤回できないほど真剣に考えてるのかと。

「ネイチャーに投稿したから捏造とは考えにくい」ってのに関してはどうですか?
これも箸休め?
Posted by 通りすがり at 2014年03月01日 20:17
> これも箸休め?

 もちろん。私の意見というより、他人の意見への感想です。

Posted by 管理人 at 2014年03月01日 20:31
> 管理人さん自身がいつまでもむきになって相手してるから

 本物の「じん」さんかと思ったから相手をしたんです。まさか、なりすましだとは思わなかった。
 本サイトのコメント欄にも、捏造する人が出現するとはね。私も想像していなかった。引っかかってしまった。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 20:51
 今日はコメント欄で相手をしすぎて、時間を食われてしまった。項目執筆はやめます。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 20:52
立場の違う著者らが全員共謀して捏造していたというのはありえない、というのには激しく同意します。リスクの大きさが違いますからね。ただ、立場が違うからこそ(1)捏造してでも成果が欲しい人間、(2)捏造し共著者を騙せる人間は限られてきます。今回で言うと、この2つを満たすのは小保方さんしかいません。

小保方さんは非常に若くして理化学研究所のユニットリーダーに抜擢されています。これは採用当時までの小保方さんの研究成果を鑑みると異例です。小保方さんはユニットリーダーになる以前に理化学研究所にポスドクとして務めています。ですので、おそらくは内部的にSTAP細胞の成果が認識され、ユニットリーダーに抜擢されたと推察されます。ここで言う認識とは、あくまで内部的なミーティングでいい結果を本人が報告しているという意味で、あくまで身内の評価です。小保方さんを異例の抜擢を決めた上司は(笹井さん?)、小保方さんが世の中で評価されないと採用責任も発生しますし(なんで成果を出せない人間を採用するんだと)、また小保方さんからするとSTAP細胞の成果を出さないと首になる(立場がない)という恐怖があったと思います(理研のユニットリーダーは5年の任期制で、成果がなければ契約更新なしに切られます)。小保方さんからすると、STAP細胞の成果でユニットリーダーになれたので、引くに引けなかったと想像しております。

あとは小保方さんが共著者全員を騙しきれたか、ということになります。これは容易ではありませんが、絶対に出来ないかと言われると無理でもないのかと思います。生物実験は間接的です。VIDEOの細胞も本当にSTAP細胞なのかどうか様々な実験をしないと分かりません。そのためには細胞を処理し、抽出したりと地味な操作があり時間もかかります。若山さんはインタビューでSTAP細胞の作成に1回だけ自分でも成功した、その時は小保方さんがいろいろと指示をしてくれたと答えています。なぜ一回だけ何でしょうか。それは技術を習得としたいというよりは、本当に出来るかどうかを自分で確認したかったのではないでしょうか。その場合、小保方さんからするとたった一度だけ騙せれば(サンプルをすり替えられれば)、十分だったのではないでしょうか?もちろん再現性の確認のためですのでなるべく自分でやられたと思いますが、インタビューでも何度も失敗したうえでやっと一回だけできたと書いてあります。全部自分でヤラれたつもりでも、何度も同じことを繰り返しているうちに隙ができたのではないでしょうか?そもそも教授クラスの人間が、特殊な技術がひつような実験を除けば、テクニカルスタッフに任せたり小保方さんに任せたのではないでしょうか?若山さんはキメラマウスを作られたりしていますが、基本的には小保方さんが提供した細胞で行っています。若山さんがどんなに誠実な人でもサンプルがすり替えられていたら手も足も出ないでしょう。

と考えてみました。ただ、これは小保方さんが捏造できない訳ではないという意見であって、捏造をやっているという意見ではありません。理研の発表を待ちたいと思います。
Posted by Tomato at 2014年03月01日 21:38
私としても確率が低いというだけで、1人が起こした勘違いに皆気づかなかった可能性とかもありますでしょうし、勘違いが引っ込みが付かなくなることもあるでしょうから、やはり今後事実が明らかになるのを待つしかないでしょうね。

私もこの辺にします
Posted by YO at 2014年03月01日 22:02
> 基本的には小保方さんが提供した細胞で行っています。

 でも ES細胞だったら、胎盤は蛍光しません。

 あと、若山さんは 100%自分でやったと言っています。「小保方さんが提供した細胞」ではなくて、自分が作った細胞です。

> STAP細胞の成果でユニットリーダーになれたので、引くに引けなかった

 それが捏造の理由であるなら、捏造はユニットリーダーになった後のはずです。しかし現実は違います。

 小保方さんがユニットリーダーになったのは、2013年3月です。
 → http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/13/130404_newpi.html

 一方、STAPマウスをつくったのは、11年の末です。
  → http://openblog.meblog.biz/article/20856464.html

 ユニットリーダーになるために捏造した、というのならまだわかるけど。
 しかし、その段階で、若山さんがすごく疑っていたはずだし、あっさりだまされるとは思えない。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 22:22
初めて読ませていただきました。いろいろと考えさせられました。
変な話で恐縮ですが、正確な論文を作成することと実験の可否は似て非なるものかもしれないなーなんて思ったりしました。
もちろん本来は精密かつ正確なものを書くことか文系理系問わず求められるのが当然であることを踏まえた上で、歴史学等の論文の場合は紙の上で繰り広げられる論述・叙述過程そのものが全てなのに対し、理系はそれとは別に実験そのものによって出来上がった物質というものがもうひとつ存在するということ。これがより真実を複雑化させているなあと思いました。
ですから変な話で恐れ入りますが、論文をコピペ含めてチャチャっと済ませてしまい(所謂手抜き、怠惰の類いも含めて)、物質作成には妙に力を入れる、なんてこともあるのかなーなんて想像してみたり。
論文=作成物質という訳ではなく、もしかしたら論文≒作成物質というレベルも実はあるのかも?なんてことを考えながら読ませていただきました。

自分にとって小保方さんにおける一連の問題は、文系研究と理系研究の性質の違い、或いは差異について認識させる出来事だなという気がしています。
Posted by DN at 2014年03月01日 23:28
 今 ググったら、「STAP細胞」では本項がランキング1位です。Wikipedia を越えている。

 瞬間風速かもしれないが、すごい。
 被リンク数はそれほど高くないので、「検索でクリックされた項目を上位に置く」というランキング方法を採用しているのだろう。
Posted by 管理人 at 2014年03月01日 23:56
記事、拝読させて頂きました。
本記事に対しての私の意見を述べさせて頂きますが、
「理系」「科学」分野のことを思考・分析するならば、統計学的に裏付けのあるデータ・直接証拠のみをもって、判断すべきです。人間関係やその人のパーソナリティ、信用性では何の論拠にもなりません。
清く正しく生きてきた人が魔がさして犯罪を犯してしまうことだってあります。
「〜が言っている」では証拠にならないですし、「自分の友達(匿名)が再現できている(でも、data not shown)」では、信じたい人以外は誰も信用しません。

少なくとも現状では、authorら、特に小保方氏はミスだとしても、科学者としてのモラル・マナー違反を犯しています。
STAP現象が事実であろうが、物事を正確に捉えて、明らかにする使命を持つ科学者として、資質を疑われて仕方ないです。
この論点においては、真摯に理研・STAP研究サイドは反省すべきです。
また当初の「酸」で効率的に簡単に万能分化性を持つ細胞を誘導できる、iPSより優れているというのは、正確な表現でないことも明らかです。
コツがいると若山氏が言っています通り、「簡単」でもなく、「酸」だけがクリティカルとした論文は正確性を欠く内容です。

彼らの仲間以外の研究者は、
「じゃあそういう安定性のない技術はちょっと手を出すのは厳しいね。あなた方だけでやっていればどうです?再現実験にかかるお金だってバカにならないし。私はiPSのメカニズム解析、応用、改善を優先します」
科研費を決定する立法・行政側は
「経済や国民の為にならないじゃん」
納税者の国民は
「そんなものより、多くの病などと戦っている人の為に早くiPSを使えるものにしてくれ」
と今の現状を正確に知ればそうなるのが、明白です。
Posted by FN at 2014年03月02日 00:40
数あるSTAP細胞関連の記事で、ここが一番納得ができる内容だったので参加します。

管理人様と多くは重複しますが、個人的な意見は次の通りです。

『STAPは真実』
やはり、こう考えるのが一番最節約的です。
一番の根拠は、すでに多くの方が指摘されておられる通り、動画をはじめとする、膨大な実験結果です。Natureの査読を通り抜けただけのことはあります。
どうしてもこれが捏造であったり、誤認であるという説明ができない。。。すべては、STAPは真実である、と考えるとつじつまがあいます。

画像やコピーペーストの問題など、
現在ネットでにぎわっている話題に関しては、
STAPが真実であるとすれば、私にはもはや

どうでもいいこと

です。

どうでもいいことといえば、論文執筆者やそれをとりまく環境についても、正直どうでもいいことです。当初、訳のわからない報道が多くて、日本という国のメディアのレベルの低さをあらためて痛感して、心から恥ずかしいと思いました。

科学者として、知りたいのはただ一つだけ、
『STAPは本物なのか?』
それだけです。

多くの方が、再現性の低さを問題視しておられるようですが、
Natureに書かれているようなプロトコールで簡単に再現できるようならば、
とっくの昔に誰かがみつけて報告していたでしょう。

ではなぜ再現性が低いのか。
重要なのは、
もしかしたら小保方さん自身が、
どこが『みそ』なのか、
完全にはつかめていないのかもしれないと個人的に感じています。
この『みそ』を隠したい事情があるかもしれないと、ネットでは憶測がとびかっていますが、
そこは正式な報告を待つよりほかないでしょう。

そして、問題視されている、数々の論文の不手際に関してですが、これに関しては彼女を擁護する気は全くありません。なぜなら、前述したように、知りたいのは真実かどうかだけだからです。

「こんな信頼のできない人の論文だから、内容も信頼できない。捏造かもしれない」

と感じている人も多いようですが、
私の結論は違います。

彼女は焦っていたのでしょう。

世紀の大発見をしてしまい、
一日でも早く世の中の人に認めて欲しかった。
そして、論文作成にまつわる「やってはいけないこと」も、自分が発見した「すごいこと」と天秤にかけたら、ちっぽけなことに思えた。
だから慎重さを欠いていた。

博士論文でなんだかんだささやかれている捏造疑惑も、それは彼女の問題であって、本人がこれからじっくり弁明するなり、博士号を返上するなりすればよいのです。
こういう人がノーベル賞級の発見をして欲しくない、という心情もわからなくはないですし、恐らくこれだけの疑惑を持たれては、研究者を続けること自体あやうい訳ですから、そこはもう審査する人たちにまかせればよいのです。

いずれにせよ、こんな大発見をしておきながら、「ちゃんとしてこなかった」ツケは大きかったと、今頃悔やんでも悔やみきれないことでしょう。
そしてその発言が、

「こんなことでSTAPが疑われるのが悔しい」

発言につながる訳です。
この発言には、多くの研究者が首をかしげたことでしょう。何故なら、彼女がやらかした不手際の数々は、研究者にとっては「いろは」の「い」だということを、皆よくわかっているからです。

「私のことは嫌いでも、STAPのことは信じて下さい!」

彼女の叫びが聞こえそうです。

Natureは難しい判断を迫られていることでしょう。

私が今回の発見で一番弱いと感じているのは、
「分子メカニズム」がはっきりしていない点です。

IPSは実に明解。

Natureは、この世紀の発見STAPを、

分子メカニズムはもう一つよくわからないけれど、実際に存在する現象なのだから

とふんで、アクセプトした訳ですが、
「本当に存在した現象なの?」
という疑惑がもたれて、モヤモヤが消えない状況の中では、迷うでしょうね。。。

リトラクトされた場合は、今後STAP発見が日本人の元に戻ってくることはないのかな、とふんでいます。

別に、誰の手柄になる、などということも、正直興味はないのですが、STAPの分子メカニズムが解明されたその時、CELLの世界に一大転機が到来することは間違いなさそうです。

自分が生きている間に論文が読みたいな〜

と願う、一研究者でした。

あ、最後に一言。

ノーベル賞級の研究は、その多くが20代のうちに立案されたものです。彼女が若すぎるとは思いません。


Posted by 自然科学系女性研究者 at 2014年03月02日 01:42
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