空手に柔道にレスリング、ボクシングにプロレスに……と、世界には様々な格闘技が存在する。そして、それら格闘技が、己の信念を貫いて直接ぶつかりあう試合が「異種格闘技戦」であるが、もしも異種格闘技戦と同じように、世界中に存在する様々な「武器を使用した武術」がぶつかり合う大会が存在したらどうなるだろうか?
普通に考えれば、武器を使って真剣に戦ってしまったら死傷者が出てしまうのは当然である。しかし、そんなチョー危険な戦う実現できてしまうボディーアーマー(以下アーマー)が開発されたのだ! 海外ニュースサイトでは、このアーマーが「格闘技の世界に革命を起こすのではないか?」と大きく話題になっている。
・「アメコミヒーロー」
アーマーの1番の特徴はその見た目にある。頭の先から足元まで黒で統一され、スタイリッシュでありながら重厚さも感じさせる装備は、『バットマン』『アイアンマン』『ロボコップ』などのアメコミヒーローを連想させる近未来的なルックスなのだ!!
・微動だにしない
公式で発表されている「ボディーアーマーの耐久性を試す動画」を見る限り、アーマーは相当な衝撃に耐えることができ、それでかつ俊敏に動くことも可能なようだ。ノーガードにも関わらず、棒でめった打ちにされても微動だにしない光景には、思わず息を呑んでしまう。
・ダメージをシミュレート
アーマーにはもうひとつ特殊な力が備わっている。それは「どの部位」に「どれくらいのダメージ」を受けたのかを瞬時に計算して発表できるというもの。これにより、本来アーマーを装備していなかった場合に受けているダメージをシミュレートでき、それを元に格闘ゲームの様に勝敗を決めることが可能になるというのだ。
つまり、全力で戦ってもお互いを全く傷つけ合うことなく、技術だけを競い合える「全く新しい格闘技」が誕生するということだ!
・古武術に脚光を
開発を手がけたのはオーストラリアの『UWM』という団体。『UWM』は古代から継承されてきた「武器を使用した武術」が近年衰退していることを危惧し、「そういった武術にもう一度脚光を浴びせたい!」という思いから作られた団体なのだ。
『UFM』は年内にもアーマーを使用した大会を開催する見通しで、世界的に活躍している格闘家もこのイベントに参戦するのではないかという噂もされている。これからの続報に期待したい!
参照元: YouTube、 MailOnline (英語)
執筆: ユーニーマン
▼棒でめった打ちにされても微動だにしないボディーアーマー
▼ムエタイチャンピオンとのスパーリング
▼ダメージを計算する様子
▼ボディーアーマー同士が戦っているイメージムービー
コメントをどうぞ