総務省は28日発表した労働力調査で、1月時点で雇用の形態別にみた前年同月との比較データを初めて公表した。役員を除く雇用者全体に占める非正規雇用の割合は37.6%で、1956万人。前年同月に比べ133万人増えた。うち契約社員は295万人と49万人増えた。
男性は前年同月に比べ49万人増の624万人。60歳以上が36万人増の258万人と大きく伸び、男性全体の増加幅の73%を占める。総務省は「年金の支給開始年齢の段階的な引き上げに伴い、企業に65歳までの雇用継続を義務付けているのが大きい」とする。
女性は84万人増の1332万人。うち35~54歳が46万人増と全体の55%を占める。子育てが一段落した後、非正規雇用で再び働く人が増えているとみられる。
正規雇用は3242万人で、94万人減った。
非正規雇用、雇用