原発マネーに毒されている山口県上関町。
人口の51%が65歳以上の高齢者であり、
3270人しか住んでいない小さな町。
小学校や中学校を新築し、スポーツ施設を
建てただけでは満足できず、巨額のマネーは
とうとう公園に使われることになったのですが、
これがまた酷い公園だったのです。
上関城山歴史公園。
「歴史公園」というからには、さぞかし歴史を
体感できるのだろうと思うかもしれませんが、
最初にはっきり言っておきます。
見どころゼロ!
さあ、それでは原発マネーで作られている
救いようのない公園を、ご覧いただきましょう。
無駄に整備された公園へと続く道路は、
誰も来ないのに、しっかりとライトで演出。
「電気がもったいないだろ!」
電力会社は「原発がないと電気が足りない」と
言っていますが、完全な自作自演と言えます。
デートする中学生もいないのに、ムーディーな
ライトアップは、まったく必要ありません。
シーズンになると、梅や桜が咲くようですが、
それ以外のシーズンには、見どころはゼロ!
本当に、見どころが何一つありません。
公園の先っちょには、海を見渡すことのできる
展望台があるのですが、試しに行ってみると!
曇天も相まって、普通。
晴れていたら、夕陽がキレイだったでしょうか。
地元の方には申し訳ないですが、感動的とは
言い難いです。・・・しかも!
これ以外に何もないんです。
さすがに、他にも何かあるだろうと思うかも
しれませんが、本当に何もないから驚きます。
疑い深い人もいるかもしれませんので、一応、
隅々までお届けしましょう。
このショボくて無駄にランニングコストばかり
がかかりそうな公園が、「電源立地地域対策
交付金」、つまり、本当に原発マネーによって
造られていることを示すプレート。
「上関城山歴史公園」と名付けちゃったので、
少しぐらいは「城」の感じや、「歴史」の感じを
出そうとしたのでしょうか。
無駄に建てられた門が1つ。
この公園を企画した奴の頬を、テメエの好きな
札束でペチペチ叩きながら、「才能ねぇくせに、
公園なんか造ってんじゃねぇぞ!」と言いたい。
せめて、すべり台の一つでもあった方が実用的。
センスがジジィですわ!
えぇ、土曜のテレビで「お花が満開」という
ニュースを聞いて、花を見に行くオッサンの
価値観で、この公園が造られていると見た!
なにしろ、公園の奥にひっそりと木でできた
階段があり、何があるのかと昇ってみると!
翁:「ここには昔、島に城がありましてな、
水軍が船で戦ったんでありますじゃ!」
僕:「へぇ、それは、どのあたりですか?」
翁:「あのあたりですじゃ!」
公園が邪魔で
わかりづれぇわ!
手前に公園があるため、海を見るには、
高さが足りません。なぜ、さっきの展望台に
この説明をつけなかったのか。ここから見ても
まったく歴史を感じることができません!
誰も来ない公園なんですが、
花の手入れだけは行き届く。
誰も来ない公園に花を植える職人さんがいて、
その職人さんに仕事を落とすために、仲介して
何もせずにお金を抜く、ナイスシステムがある。
中で抜くのは、
TENGAだけに
していただきたい。
誰もいない公園を歩き、無駄に疲れたので、
原発マネーでできた温泉で癒されることに!
もちろん、この温泉も原発マネーの産物です。
人口の過半数が65歳以上の「上関町」では、
最もありがたい施設と言えるでしょう。
「上関町共同募金会」と書かれていますが、
募金しているのは、もちろん、中国電力です。
めちゃくちゃキレイな温泉ですが、予想通り、
平日の昼から地元の方々で大賑わいでした。
大人600円は、絶妙なお値段です。
老人の心を掴むのに、「温泉」は最高です。
事故が起これば、「温泉」は「汚染」に変わり、
この町に住むことも難しくなるんですけどね。
原発マネーで毒されるのは、恐ろしいです。
もし、この地で二度目の事故が起こった時に、
ズブズブの原発マネーでウハウハした人々を
助けなければならないのでしょうか。
上関町に未来はない。
働かなくても10億円ほどの補償金をもらえる。
温泉ができ、グラウンドができ、公園ができて、
小学校も中学校もキレイになっていくんです。
すべての人類を敵に回しても、目の前の金を
取ってしまう人間の弱さ。地獄を見るようです。
そして今日も、このブログにカラむアホがいる。
今、この国に必要なのは「道徳」かもしれません。