「アンネの日記」 杉並区は今月上旬に被害か2月25日 18時14分
東京都内の公立図書館で、「アンネの日記」や関連する本のページが破られているのが相次いで見つかった事件で、このうち杉並区の図書館では今月上旬に被害に遭った可能性が高いことが分かり、警視庁は防犯カメラの映像を解析するなどして捜査を進めています。
この事件は、都内の公立図書館で、「アンネの日記」をはじめ、アンネ・フランクの伝記やホロコーストに関する本などのページが破られているのが相次いで見つかったもので、被害は5つの区と3つの市で少なくとも308冊に上り、警視庁が器物損壊などの疑いで捜査しています。
このうち杉並区の中央図書館では、今月3日の午後、隣接する練馬区から「アンネ・フランクの関係書籍に引き裂きの被害が発生した」と連絡があったため、本棚にあった「アンネの日記」1冊を調べ異常がないことを確認していました。しかし、6日に改めて調べたところ、この本が数ページ以上破られていたほか、別の本19冊も破られていたことが確認されたということです。
さらにこの日以降、区内のすべての図書館で調べた結果、関連する本も含め合わせて121冊が破られていたということです。
警視庁は、杉並区の中央図書館では今月3日から6日の間に被害に遭った可能性が高いとみて、防犯カメラの映像を解析するなどして捜査を進めています。
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