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ときメロっ! ~異世界でバンドと勇者はじめました!? 作者:藤並みなと

4th stage  ~勇者、和希の冒険!?

1。そして、大切なお知らせ。

 ぐおおおおおお、という咆哮ほうこうと共に突進してくる巨体。
 それを眼前でひらりとかわした煌は、瞬間、金色に輝く拳をひらめかせ、ごわごわとした体毛に覆われた横っ腹に一撃をぶちこんだ。
 醜悪しゅうあくな人面大イノシシは5メートルほど吹っ飛んだのち、泡を吹いて昏倒こんとうする。

 緑の光をまとった分厚い書物に目を走らせながら耳慣れない言語を紡いでいた王子が、てのひらを中空に向ける。ほとばしる稲妻。
 黒いすみと化してボトボトと地に落下したのは、宙から鋭いくちばしで攻撃を繰り返していた人喰蝙蝠こうもりたちだ。

 それらをポカーンと眺めていたおれだったが、不意に間近で獰猛どうもううなり声。
 ハッと振り向いた視界に入ったのは、30センチはありそうな黄ばんだ牙をむいて襲い掛かってくる、灰色ジャガー――。

 全身の血が凍り、立ちすくむおれの前で、青の剣閃がはしった。

 ザシュッという斬撃ざんげき音の直後、飛び散る紫の液体。

 魔物が絶命したのを一瞥いちべつで確認した悠斗は、長剣を一振りして血払いすると、無駄のない動作でさやに納めた。

「大丈夫か、和希?」

 まだ全身ガチガチだけど、蒼白のまま、なんとかうなずく。

 胸中には色々な思いがぐるぐると渦巻いていたけれど、今の気持ちを端的にまとめるなら――「どうしてこうなった」。








     ***************


 ☆作者より読者様に大切なお知らせ☆


 いつもお付き合いくださってありがとうございます。

 活動報告ページや、小説情報のあらすじ欄ではすでに告知させていただきましたが、この度、『ときメロ』は書籍化することになりました。

 つきましては誠に誠に申し訳ありませんが、本編のweb公開はここまでとさせていただきます。

 続きは12月1日に角川ビーンズ文庫さんにて発売の「ときメロっ! ~異世界でバンドと勇者はじめました!?」にてなにとぞご確認くださいませ。

 詳細は活動報告にて。



※なお、番外編や小ネタは今後も随時更新予定です。


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