1。そして、大切なお知らせ。
ぐおおおおおお、という咆哮と共に突進してくる巨体。
それを眼前でひらりと躱した煌は、瞬間、金色に輝く拳を閃かせ、ごわごわとした体毛に覆われた横っ腹に一撃をぶちこんだ。
醜悪な人面大イノシシは5メートルほど吹っ飛んだのち、泡を吹いて昏倒する。
緑の光をまとった分厚い書物に目を走らせながら耳慣れない言語を紡いでいた王子が、掌を中空に向ける。迸る稲妻。
黒い炭と化してボトボトと地に落下したのは、宙から鋭い嘴で攻撃を繰り返していた人喰い蝙蝠たちだ。
それらをポカーンと眺めていたおれだったが、不意に間近で獰猛な唸り声。
ハッと振り向いた視界に入ったのは、30センチはありそうな黄ばんだ牙をむいて襲い掛かってくる、灰色ジャガー――。
全身の血が凍り、立ちすくむおれの前で、青の剣閃が奔った。
ザシュッという斬撃音の直後、飛び散る紫の液体。
魔物が絶命したのを一瞥で確認した悠斗は、長剣を一振りして血払いすると、無駄のない動作で鞘に納めた。
「大丈夫か、和希?」
まだ全身ガチガチだけど、蒼白のまま、なんとかうなずく。
胸中には色々な思いがぐるぐると渦巻いていたけれど、今の気持ちを端的にまとめるなら――「どうしてこうなった」。
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☆作者より読者様に大切なお知らせ☆
いつもお付き合いくださってありがとうございます。
活動報告ページや、小説情報のあらすじ欄ではすでに告知させていただきましたが、この度、『ときメロ』は書籍化することになりました。
つきましては誠に誠に申し訳ありませんが、本編のweb公開はここまでとさせていただきます。
続きは12月1日に角川ビーンズ文庫さんにて発売の「ときメロっ! ~異世界でバンドと勇者はじめました!?」にてなにとぞご確認くださいませ。
詳細は活動報告にて。
※なお、番外編や小ネタは今後も随時更新予定です。
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