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【竹本住大夫さん引退会見詳報】(1)「今までやれていたことがやれなくなるのは残念だが…」
2014.2.28 20:13
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人形浄瑠璃文楽の太夫(浄瑠璃語り)の最高峰で、人間国宝の竹本住大夫(たけもと・すみたゆう)さん(89)が28日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で記者会見し、68年にわたり務めてきた太夫からの引退を明らかにした。
《会見場に集まった報道陣は約50人。冒頭、国立文楽劇場側から、4、5月に大阪と東京で行われる公演を「七世竹本住大夫引退公演」とするが、本人が固辞したため引退の口上は行われないことが説明される。続いてストライプのダークスーツ姿の住大夫さんが口を開いた》
住大夫さん「このたびは私の(引退の)申し出に対し、文楽劇場などの了解をいただきました。脳梗塞の後遺症が残っていますが、4月の文楽劇場30周年で引退というのは、たいへん意義のあることと思っている。昨日も今日も病院へ行って、4月、5月の公演がどれだけやれるか。稽古して、初日から千秋楽まで無事に迎えることができたらと思っています。何分急なことになったのをおわび申し上げます」
《住大夫さんは終始うつむき加減。ときおり唇をかみしめた》
--引退を決めた理由は
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