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白杖の青年  

2014年 02月 27日


☆白杖の青年を見て‥

今朝の通勤経路でのこと。
急ぎ足で雑踏の中、縫うように人波を歩いていると、前方に空間が開けた。
と、そのとき、至近距離に 白杖を手にした一人の青年が視野に入った。
青年は前方を見据え、白杖を地上に垂直に伸ばして、駅員に寄り添われながら歩いていた。距離は1メートル少々‥
私はとっさに、進行の邪魔にならないように身をひるがえした。
危うく 青年と接触するところだった。
青年は 今風のオシャレな髪型で、グレーのコートを着ていた。
通り過ぎながら、青年のことを考えた。

「この通勤ラッシュの中、彼は どこから来て どこに行くのだろう」
「この何百という靴音を どんな気持ちで 聞いているのだろう」
「彼は これからの人生を どのように生きるのだろう」

以前の私なら、駅員に連れられて歩く姿を見て、不幸の象徴に感じたに違いない。
しかし、今は違う。そもそも 彼は 暗闇の中を歩いているのではないし、悲しみに魂を震わせているのでもないのだから。
彼の心には光があり、しかも夢も希望も同じくあるのだから。
そして 彼は、自在な心をして 自らの人生を最大限に活用しながら歩くことができる。
颯爽と 通勤ラッシュの波を切り裂き 愉快に歩むことができる。
盲の運命を乗り越え、決然と一人立ち、前進しゆく勇者として 生きることができる。

何故、そんなことが言えるのか?
それは 一人の自在の友の人生から 学び知ったから。
その友の姿が 私の世界観を 一変させたから。
だから私は、彼を平等に見ることができるのです。

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by sokanomori3 | 2014-02-27 22:35 | 自在の人 | Trackback | Comments(0)

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