韓国:強制労働で三菱重工を新たに提訴
毎日新聞 2014年02月27日 12時39分
太平洋戦争中に三菱重工業の名古屋市の軍需工場で強制的に働かされたとして、元朝鮮女子勤労挺身隊の韓国人女性らが27日、同社に対し1人当たり1億5000万ウォン(約1440万円)の損害賠償を求める訴訟を韓国南部の光州地裁に起こした。
韓国で強制労働被害者が日本企業を相手に損害賠償請求訴訟を起こしたのは7件目とみられる。
原告は金在林さん(83)ら元挺身隊員3人と遺族1人。訴状によると、金さんらは1944年に三菱重工業の工場に動員され、強制労働させられたとしている。うち1人は同年の東南海地震で死亡し、遺族が訴訟に参加した。(共同)