書

     
   

「富士の頂角、広重の富士は八十五度、文晁の富士も八十四度くらい……北斎にいたっては、その頂角、ほとんど三十度くらい、エッフェル鉄塔のような富士さえ描いている。」<br />
”富士には月見草がよく似合う”と名言を残した太宰治の『富嶽百景』の文章である。<br />
私も先達に刺激され、富士山世界文化遺産登録を称えて、私なりの富士を表現してみた。


用筆における「忍び返しの運筆法」、誇張減捺、文字の険傾危斜(けんけいきしゃ)な体勢のとり入れ方。これ等を用いる事により空間にも響きが出るし壁面芸術としての楽しい面白い作品が生まれ芸術的作品が生まれるのである。<br />
伝統書流を学びつつ、その上に乗っとった将来へ向っての書、それは私が考案した「インテリ書道」である。

   

 
 

龍源齋大峰

RYUGENSAI TAIHO

全日展書法会会長、産経国際書会常任顧問
1940年

1968年1973年

1982年
1985年

1987年

2003年

2004年

福岡県生まれ

全日本教育書道連盟(国際書道連盟と全日本教育書道学会を合併)
会長就任

第1回全日書展(82年全日展と改称)を開催
全日本書道連合会(全日本教育書道連盟、全日本書道検定士会等統合)
会長就任

フランス芸術展でナショナルボザール協会会長賞受賞(88年グランプリ受賞)
産経国際書会理事となる
韓国社会教育文化賞受賞
文化庁長官表彰を受ける
福岡県教育文化功労者表彰を受ける

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