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【社会】

デンソー副社長らに脅迫状 ソフトボール審判採用で不満か

 公益財団法人・日本ソフトボール協会(東京都)会長を務めるデンソー(愛知県刈谷市)の副社長らに脅迫状が送り付けられていたことが分かった。佐賀県ソフトボール協会での審判員不正採用問題をめぐる日本協会の対応に対する不満とみられる。愛知県警は、福岡県の男らが関与しているとみて、脅迫の疑いで調べている。

 捜査関係者によると、脅迫状は昨年初めごろから複数回、副社長宛てにデンソー本社に送付されたほか、事務局長や他の複数の理事に送られた。差出人は愛知県内の政治結社名を名乗り、封筒に「生きていられると思うなよ」などの内容が印字された紙が入っていたという。

 日本ソフトボール協会が今年1月、愛知県警に被害届を出した。県警の捜査で福岡県の男が封書を送付した疑いが浮上したという。

 日本協会によると、佐賀県ソフトボール協会の元理事長と会員4人が2010年と11年の試験で、国体など全国大会を担当する「第一種」の審判資格を取得した。その後、日本協会の調査で、会員4人が試験を欠席し、元理事長も実技試験を受けていなかったことが判明した。

 日本協会は「元理事長から佐賀県の協会の担当者に合格させるよう口利きがあった」として、全員の資格を取り消し16年春まで佐賀県で日本協会主催の試合を行わないことを決定した。

 日本協会によると、佐賀県協会の元理事長は「不正には関与していない」と話しているという。

(中日新聞)

 

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